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マニック・ストリート・プリーチャーズは名作『ホーリー・バイブル』の20周年ツアーの様子を収めた映像作品『ビー・ピュア、ビー・ヴィジラント、ビヘイヴ(原題)』がUKで劇場公開されることが発表されている。

バンドの長年にわたるコラボレーターで、英国アカデミー賞受賞監督のキーラン・エヴァンスによって制作された『ビー・ピュア、ビー・ヴィジラント、ビヘイヴ』は2016年にカーディフで行われたSWNフェスティバルで初上映されている。今回、同作はキーラン・エヴァンスによるディレクターズ・カット版としてUKの映画館で上映されることが発表され、収益はすべてチャリティに寄付されることも明らかになっている。

『ビー・ピュア、ビー・ヴィジラント、ビヘイヴ』より公開されている“Faster”のパフォーマンス映像はこちらから。

上映されるUKの映画館の一覧はこちらから。

NOVEMBER
1 – Picturehouse, Exeter
2 – FACT, Liverpool
3 – Watershed, Bristol
5 – Hackney Picturehouse, London
18 – Broadway Cinema, Nottingham
20 – Pontio, Bangor
21 – Chapter, Cardiff
26 – Aberystwyth Arts Centre
27 – Duke of York’s, Brighton
29 – Cameo, Edinburgh
30 – GFT, Glasgow
DECEMBER
2 – Showroom Workstation, Sheffield

「映画の全体的な方針としては、反コンサート映画を作るというものがあったんだ」とキーラン・エヴァンスは以前『NME』に語っている。「クレーンでの撮影やフェスティバルの映像に嫌気が差していたんだよ。数年前のある晩に、昔のセックス・ピストルズのコンサートに対する愛を語りあったことがあってね。当時は(テレビ局の)スカイ・アトランティックのトニー・ウィルソンの番組『ソー・イット・ゴーズ』でパンクの映像作品が見事に編集されていたんだ。彼はバズコックスのギグなんかも撮影していたんだけど、カメラを2台か3台しか持ち込まなかったんだ。そのほうが長いテイクが使えるし、自分たちの映像をカットすればいいだけだから、偶然が生まれないような20台のカメラでの撮影よりもはるかにエキサイティングな映像を撮ることができるんだよ。僕らは運に賭けてみたいと思ったんだ」

「全体的な方針としては、低価格でローファイなカメラを使って毎晩1人1人のメンバーを撮影して、それぞれのギグで異なる角度から撮影しながら、オーディエンスを撮影したという感じかな。それだけだよ。それだけがルールさ。何かをリリースするつもりはなくて、むしろツアーを記録しておくためのものだったんだけどね。僕の友人が編集してまとめてくれた後で、作品になっていることに気がついたんだよ」

キーラン・エヴァンスは次のように続けている。「(ベーシストのニッキー・)ワイアーが今日、電話をくれたんだけど、映画を観た後でいまだに頭痛がすると言っていたよ。喜びからくるものなのか、不安からくるものなのかは分からないけどね」

一方、マニック・ストリート・プリーチャーズは先月来日公演を行っており、W杯で来日しているラグビー・ウェールズ代表のジェイミー・ロバーツとステージで共演している。

マニック・ストリート・プリーチャーズとしての来たるニュー・アルバムについて、ベーシストのニッキー・ワイアーは昨年『NME』に次のように語っている。「音楽的には、ジェームス(・ディーン・ブラッドフィールド/フロントマン)が電気を使って爆発させようとしていると言えるかな。彼にはそういうものを感じてもらえると思う。彼はもう一度新しいものを始めようとしているんだよ。どうすればより幅を持たせることができるかについてのアイディアも僕に聞かせてくれたんだ」

「僕も絶えず歌詞を書き続けているんだけど、一貫したメッセージはないんだ。(1998年にリリースした)『ディス・イズ・マイ・トゥルース』をよく聴いているよ。すごくビッグなアルバムで、深くて重みのあるアルバムだと思うんだ。限界を押し拡げて、成功を収められるということに気付かせてくれるんだよ」

マニック・ストリート・プリーチャーズは2018年に最新作『レジスタンス・イズ・フュータイル』をリリースしている。

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