ビリー・アイリッシュの兄で、プロデューサー/ソングライターとして彼女と共作しているフィニアス・オコンネルはソロとして活動するよりもビリー・アイリッシュと共にパフォーマンスすることを好む理由を明かしている。
10月4日にフィニアス名義でソロとしての最新EP『ブラッド・ハーモニー』をリリースしているフィニアス・オコンネルは妹とのパフォーマンスについて、1人でのパフォーマンスよりも「やりやすい」と語っている。
「双方にふさわしいやり方で、同じようなアプローチを取っていると言えるかな」と彼は米『ビルボード』誌に語っている。「ビリーと曲を作る時は、ビリーのための曲なんだ。ビリーはその曲を毎日まとわなければいけないわけでね。思うに、自分のために曲を書いている時にも同じことをしていると言えるんじゃないかな……同じ方法で取り組もうとしているんだよ。ビリーのA&Rをやって、自分のA&Rもやってっていうところかな」
彼は次のように続けている。「ビリーとの仕事はすごくやりやすいんだ。クールなベース・ラインを弾いて、キーボードを弾いて、アンドリューという我らが素晴らしいドラマーとジャムすればいいだけだからね。自分でステージに立つ時には、ステージの上に自分1人しかいないわけでね。バンドも何もいないんだ。自分1人で汗をかきながらスーツを着て、不安を抱えながらやるんだよ。神経がすり減りそうになるよ」
フィニアス・オコンネルはさらに次のように語っている。「それに、自分1人よりもビリーと一緒にパフォーマンスしてきた回数のほうがはるかに多いからね。2年後くらいには、感じ方も変わっているかもしれないけどさ。今のことで言えば、既に自分の公演をやって、3時間後にはビリーの公演が控えているっていうさ。緊張はしていないんだ。楽しみな気持ちしかないよ」
フィニアス・オコンネルのインタヴューはこちらから。
ビリー・アイリッシュは今年4月、自身とフィニアス・オコンネルがどのように突然の名声による人気やプレッシャー、注目と折り合いをつけているかについて次のように語っている。
「これを私たちの残りの人生全部にすることはできないわ」とビリー・アイリッシュは「Beats 1」に語っている。「そのことについて話したばかりなの。マジで『私は17歳なのよ、ねえ』って感じで。永遠にこのまま通りの人生を続けることはできないし、彼もそうよ。彼は大人になったばかりなの。家も買ったばかりだわ。ガールフレンドがいて、犬も欲しいんだって」
ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「ツアーに出ていて、それがどう影響するのかは分かっているつもり。遠くに行ってしまって、友達なら少しばかり悲しいものよね。それから、人生を前に進め、彼らが事をなすぐらいの長い間、離れてしまうわけだから」
「もし誰かが死んでしまったのと変わらないわよね。前に進み続けなくちゃいけないの。残りの人生で2秒ごとに彼らのことを追悼しているべきじゃないわ。進み続けなくちゃいけないのよ」
ビリー・アイリッシュは今年3月にリリースしたデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が大きな成功を収めており、2020年にはワールド・ツアーの一環としてUKでアリーナ・ツアーを行うことも決定している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.