Andrew Whitton

Photo: Andrew Whitton

ケミカル・ブラザーズは1999年発表のサード・アルバム『サレンダー』の20周年盤の詳細を発表して、同作より“Hey Boy Hey Girl”の新たな2つのミックスが公開されている。

今年6月にリリースが発表されていた本作だが、今回、その詳細が明らかになっている。

アルバムのトレイラー映像はこちらから。

ケミカル・ブラザーズは『サレンダー』の20周年盤を11月22日にリリースすることが発表されている。20周年盤はCD3枚組やアナログ盤4枚組などの形態でリリースされ、DVDや印刷物、ブックレットなども同梱される。

CDには全曲のリマスター・バージョンが収録され、ケミカル・ブラザーズによる5曲のシークレット・サイケデリック・ミックスも収録されている。また、DVDにはアルバムのミュージック・ビデオのほか、2000年に出演したグラストンベリー・フェスティバルのパフォーマンス映像が収められている。

今回、アルバムからはリリースに先駆けて、“Hey Boy Hey Girl”のシークレット・サイケデリック・ミックスと、キンクによるリミックスの2曲の新たな音源が公開されている。

2つのリミックスはこちらから。

「僕らは今もこのアルバムとの強い繋がりを感じているんだ。このアルバムの楽曲はライヴでもよく披露しているからね」とケミカル・ブラザーズのトム・ローランズは以前『NME』に『サレンダー』について語っている。

「『サレンダー』の20周年に向けて取り組んでいるところでね。存在を忘れかけていた当時の奇妙な一連のミックスを発見したんだ。自分たちのために作ったシークレット・サイケデリック・ミックスや、“Out Of Control”の20分バージョンもあってね。年末のリリースを目指しているよ」

「当時はすごく刺激的な時代でね。3作目となるあのアルバムを作った当時、僕らはミュージシャンとして不安定な時期にあったんだ。能力やテクニックこそ向上していながらも、本能や楽しさ、明瞭さが失われかけていたんだよ」とトム・ローランズは当時を振り返っている。「自分たちでもそのことには気づいていて、そうした混沌とした初期の衝動や、物事に対する興奮を維持したいと思っていたんだ」

同作でニュー・オーダーのバーナード・サムナーと共作したことについては次のように振り返っている。「彼とスタジオに入ったことは、僕らにとって本当に大きなことだった。ニュー・オーダーは僕らにとっての模範のようなバンドだったからね。彼と一連のセッションをして、“Out of Control”のような曲を誕生させられたわけでさ。ヒーローとの仕事で最も興奮する瞬間の一つだよね。同時に、『うまくいかなかったらどうしよう?』っていう思いもあったわけだけどさ」

「コラボレーションで試行錯誤しながらも、全員が満足できるようないいアルバムを作ることができたわけでね。特別な瞬間だったよ」

ケミカル・ブラザーズは今年4月に通算9作目となる最新作『ノー・ジオグラフィー』をリリースしており、11月にはUKでアリーナ・ツアーを行うことが決定している。

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