Andreas Neumann

Photo: Andreas Neumann

クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミは新たなザ・デザート・セッションズの詳細を明かしており、コメディアンでミュージシャンのマット・ベリーやロイヤル・ブラッド、ZZトップ、シザー・シスターズ、ウォーペイントのメンバーらが参加することが決定している。

ザ・デザート・セッションズはジョシュ・ホーミが声をかけたミュージシャンで構成された集合体で、1997年から2003年までの期間に10枚のアルバムをリリースしている。ザ・デザート・セッションズの現時点での最後のアルバムは2003年9月にリリースされた『ヴォリューム10:アイ・ハート・ディスコ』となっている。ジョシュ・ホーミは当時、PJ・ハーヴェイやマーク・ラネガン、トゥイギー・ラミレズ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの元バンドメイトであるニック・オリヴァリー、ディーン・ウィーン、イーグルス・オブ・デス・メタルのジェス・ヒューズ、ブラント・ビョークらと共演している。

ザ・デザート・セッションズは今回、新たに『ヴォリューム11』と『ヴォリューム12』として、それぞれ『アリヴェデルチ・ディスペアー』と『タイトワッズ・アンド・ニットウィッツ・アンド・クリティクス・アンド・ヒールズ』と題されたアルバムを10月25日にマタドール・レコードからリリースすることが発表されている。

ジョシュ・ホーミは今回リリースされる2枚のアルバムで、ZZトップのビリー・ギボンズやウォーペイントのステラ・モズガワ、シザー・シスターズのジェイク・シアーズ、ロイヤル・ブラッドのマイク・カー、オートラックスのメンバーでジャック・ホワイトのツアーにも参加しているカーラ・アザー、マット・スウィーニー、ドラマ『ハイっ、こちらIT課!』や『ガース・メレンギーズ・ダークプレイス(原題)』、映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』、ドラマ『トースト・オブ・ロンドン(原題)』などで知られるマット・ベリー、リビー・グレイスらと共演している。

インタヴューで構成されたリアム・リンチの監督によるトレイラー映像はこちらから。

今回のプロジェクトについては次のように説明されている。

「結果として誕生したのは、ジョシュ・ホーミがジョシュア・ツリーの砂漠に初めて立ち返った1997年から続いてきた、期待や抑圧から解放された自由を具現化した8つの新たな楽曲です。日常の気晴らしや心地よさと距離を置き、友人たちとのカジュアルなライティング/レコーディング・セッションとして始まったものが、無限の可能性を秘めた作品に変貌を遂げました。全12枚(と記録されている2度のライヴ・パフォーマンス)におよぶ20年間の歴史の中で、ザ・デザート・セッションズはPJ・ハーヴェイやマーク・ラネガン、ジョシュ・フリース、ディーン・ウィーンを初めとした音楽界で最も愛されているアイコンたちと共演しながら、自らにとっての心地のいい領域を離れ、最も力が抜けながらも挑戦的な作品を生み出してきたのです」

ザ・デザート・セッションズによる『ヴォリューム11』と『ヴォリューム12』のトラックリストは以下の通り。

Move Together (lead vocal: Billy F. Gibbons)
Noses in Roses, Forever (lead vocal: Joshua Homme)
Far East for the Trees
If You Run (lead vocal: Libby Grace)
Crucifire (lead vocal: Mike Kerr)
Chic Tweetz (vocals: Töôrnst Hülpft, Matt Berry)
Something You Can’t See (lead vocal: Jake Shears)
Easier Said Than Done (lead vocal: Joshua Homme)

ZZトップのビリー・ギボンズは以前、2017年にリリースされた『ヴィランズ』に続くクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの新作に参加していることを明かしていた。ビリー・ギボンズは当時、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン ・エイジの2013年のアルバム『…ライク・クロックワーク』に参加していたデイヴ・グロールが新作のセッションにも参加していると語っていた。

しかしながら、デイヴ・グロールは自身がクイーンズ・オブ・ザ・ストーン ・エイジの新作に参加しているとする噂を否定して、ジョシュ・ホーミとの今の関係性は極めてプライベートなものだと語っている。

「知っての通り、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン ・エイジの新作に参加しているなんて俺は一言も言っていないわけでね」とデイヴ・グロールは『NME』に語っている。「俺はクイーンズの新作には参加していないよ」

「俺がジョシュと何をしているか分かるかい? 自転車に乗ったり、ワッフルを食べたりしているんだ。それだけだよ。言うなれば、楽しい朝を過ごしているんだ。もう何度もそうやって過ごしていてね。素晴らしい時間なんだ」

デイヴ・グロールはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン ・エイジの新作に「参加できていたらよかった」とした上で、次のように続けている。「ジョシュと共演するのが大好きでね」と彼は語っている。「彼は俺の大親友の一人だからね。今はただ、自転車に一緒に乗ったりワッフルを食べたりしているだけだけどさ」

一方、デイヴ・グロールはジョシュ・ホーミとゼム・クルックド・ヴァルチャーズを再結成したいとして、「俺が参加してきたなかで最高のロックンロール・バンド」だと語っている。

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