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マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は彼が10年前に亡くなってからこれまでの期間に20億ドル(約2150億円)近い収入があったと報じられている。

「ザ・ブラスト」 が入手した文書によれば、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は彼が2009年に亡くなってから今までの期間におよそ17億ドル(約1828億円)の利益を上げているという。

この文書はロサンゼルス郡上級裁判所に提出されたもので、遺産管理団体の遺言執行人と弁護士は同団体が「莫大な収入」を上げた経緯について次のように説明している。

「弁護人の支援もあり、遺言執行人らはマイケル・ジャクソンのイメージの再建と向上に成功し、エンタテインメント業界における(マイケル・ジャクソンの)MJJプロダクションズの存在を確固たるものにしました。さらに、前例のないビジネス契約を締結し続け、遺産管理団体に莫大な収入をもたらし、今後もそれを生み出していくことになるでしょう」と遺産管理団体は文書に記している。

マイケル・ジャクソンは昨年、死後に最も稼いだ著名人のリストで6年連続となる首位を獲得している。

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は2017年に3億1700万ドル(約340億円)の収入があったことが報じられており、その大部分は遺産管理団体が所有していたEMI音楽出版の株の売却益だったとされている。

一方、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は物議を醸しているドキュメンタリー作品『ネバーランドにさよならを』の放送をめぐってHBOを訴えていた裁判で、今後は公的仲裁プロセスで裁定を進めるとする判決が現地時間9月20日に下されている。

ダン・リード監督によるドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』は、マイケル・ジャクソンから幼少期に性的虐待を受けていたと訴える36歳のウェイド・ロブソンと41歳のジェームズ・セーフチャックの証言に焦点を当てた作品となっている。ドキュメンタリーの余波は各地に広がることとなっており、世界各国のラジオ局で彼の楽曲の放送が自粛されるなどしている。

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