エド・シーランはグライム・ラッパーのワイリーからの「文化人気取り」という批判に言及している。
ワイリーは先日、一連のツイートの中で現在論争を繰り広げているドレイクを改めて批判して、その中でエド・シーランやニッキー・ミナージュも標的にしている。ワイリーはエド・シーランを「異教徒」になぞらえた上で、エド・シーランとドレイクについて「この惑星にいる最低の文化人気取りな2人」だと批判している。
エド・シーランに対する批判は彼がストームジーとコラボレーションを行ったことに端を発しており、ワイリーは以前、一連のツイートの中で彼に対する否定的な意見を投稿している。
ワイリーは先日、現地時間8月22日にストームジーとの“Take Me Back To London (remix)”のミュージック・ビデオを公開したエド・シーランに対してストームジーというグライムのトップスターの「影響力を利用」して人気を獲得しようとしていると批判していた。
今回、エド・シーランはツイッターに発表した長文の声明でワイリーからの批判に言及し、次のように述べている。「親愛なるワイリーへ。いくつかのことについて誤解を解いておきたいんだ」とエド・シーランは現地時間9月16日に投稿された声明で述べている。
.@edsheeran responds to @WileyUpdates’s ‘culture vulture’ comments ? pic.twitter.com/R162w6CdG4
— BBC Radio 1Xtra (@1Xtra) September 16, 2019
エド・シーランは次のように続けている。「『No.5 コラボレーションズ・プロジェクト』で君と“You”を作って以来、君のために楽曲を作ることを断ったことはない。君は(共演曲である)“If I Could”を僕のメジャー・デビュー・シングルと同じ週にリリースしたいと言っていたけど、僕が1週間前か後ろにずらしてほしいとお願いしたら、それを受け入れてくれたよね。あの曲がリリースされたことを僕は今も本当に誇りに思っているよ」
「僕は個人的にお願いされたフィーチャリングであれば90%オーケーしてきた。休息を取っている時だったり、そのアーティストのことを個人的に知らなかったりした時以外はね。僕が唯一、自分の名前を貸すことはできないなと思ったのは、(ラッパーの)チップから『リーグ・オブ・マイ・オウン パート2』への参加を依頼された時だけだ。彼からはバック・ヴォーカルとしての参加を依頼されて、実際に参加もしたんだけどね。自分が書いていない楽曲だったり、きちんとしたパフォーマンスをしていない時には、フィーチャリング・アーティストとしてあまり居心地がよくなかったんだ」
エド・シーランは次のように続けている。「僕がシーンや君に対して多大なる敬意を持っているということは君も知ってくれているはずだよ。(ワイリーの来たる新作)『ゴッドファーザー 3』を楽しみにしているし、聴くのが待ちきれないよ……この件について話すのは今回が最後だよ」
ワイリーは現地時間8月24日に現在は削除されているツイートで次のように記していた。「影響力を利用しようとする文化人気取りはグライムに来ないでくれ。近寄るな」とワイリーはツイートして、大笑いしている絵文字と共に次のように付け加えている。「俺たちやそのサウンドを利用する奴らは全員、文化人気取りだ……俺もギターやループ・ペダルを持ち出すことにするけど、意味もなく呻いているような声は聴きたくないね」
その後、ストームジーはエド・シーランを擁護して次のように反論している。「ワイリー、君はエドが初期の頃からこういうことをしていたって知っているだろ。彼は初期の頃からリアルな存在だった。それは疑いのないことだ。俺が君を愛していて、リスペクトしていることは知っているだろうけど、これは違う。こういうことは止めてくれ」
一方、ワイリーは2017年、『NME』に対してエド・シーランこそが『NME』の選ぶゴッドライク・ジーニアス賞に相応しい人物だと思っていたとして次のように語っている。「彼こそが神様のような天才だよ。彼とは友人だけど、もっと重要なこととして、彼は素晴らしいミュージシャンなんだ」とワイリーは当時語っていた。
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