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グリーン・デイとウィーザー、フォール・アウト・ボーイは来夏にUKを含むヨーロッパと北米で「ヘラ・メガ・ツアー」と銘打ったジョイント・ツアーを行うことを発表して、それぞれが新曲を公開している。

3組は先週末からの一連の予告を経て「ヘラ・メガ・ツアー」の開催を発表して、 UKでは2020年の6月にグラスゴーやロンドン、ハダースフィールド、ダブリンで公演を行うことが発表されている。合わせて、グリーン・デイ単独で行うアジア・ツアーも発表されており、3月25日に大阪公演を、3月27日に幕張公演を行う予定となっている。

「これはグリーン・デイらしい考え方なんだ」とグリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは「Beats 1」のゼイン・ロウの番組に出演して語っている。「普通のスタジアム・ツアーはしたくないという話をしていてね。かつての『モンスターズ・オブ・ ロック』のようなツアーをしたいと思ったんだよ。それで、フォール・アウト・ボーイとウィーザーが参加してくれたんだ。とても嬉しく思っているよ」

フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツは次のように語っている。「90年代のいつかの夏にガンズ・アンド・ローゼズとメタリカが一緒にスタジアム・ツアーをしていた時があって、両親に行かせてもらえなかった時のことを覚えているんだ。その思い出を再現したいと思ったんだよ。ツアーに来てくれる人たちにとって、これが裏番組のようなものになることを願っている。今の世界は一つの方向に向かって動いているように感じていてね。このツアーは、そういったものに対する裏番組のようなものにしたいんだ。参加する人たちにとっては最高なものになるだろうし、ぜひその一部になってもらいたいよ」

グリーン・デイとウィーザー 、フォール・アウト・ボーイはジョイント・ツアーの発表と合わせてそれぞれが新曲も公開しており、グリーン・デイは2020年2月7日にニュー・アルバム『ファザー・オブ・オール・マザーファッカーズ』をリリースすることを発表して、新作より新曲“Father Of All…”の音源を公開している。

また、ウィーザーは2020年5月に通算14作目のスタジオ・アルバムとなるニュー・アルバム『ヴァン・ウィーザー』をリリースすることを発表して、新作よりメタル調の新曲“The End of the Game”をリリースしている。

一方、フォール・アウト・ボーイは『ビリーヴァーズ・ネヴァー・ダイ-グレイテスト・ヒッツ-ヴォリューム2』と題したコンピレーション・アルバムを11月15日にリリースすることを発表して、同作に収録されるワイクリフ・ジョンが参加した新曲“Dear Future Self (Hands Up)”を公開している。

「ヘラ・メガ・ツアー」の詳細はこちらから。チケットは現地時間9月20日の午前10時から発売される。

https://hellamegatour.com/

3組のバンドはツアーに先駆けて現地時間9月10日にロサンゼルスのウィスキー・ア・ ゴーゴーで公演を行っている。

グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングは来たる新作『ファザー・オブ・オール・マザーファッカーズ』の詳細についても語っており、アルバムには10曲が収録されることを明かしている。

「そう、俺たちはアルバムをレコーディングしたんだ。『ファザー・オブ・オール・マザーファッカーズ』というタイトルなんだけどさ」とビリー・ジョー・アームストロングはゼイン・ロウに語っている。「新曲のタイトルも同じだよ。カヴァーにはユニコーンが描かれているんだ。虹も描かれていて、明るいものになっている。角が生えていて、目が変なんだよ。そう、ニュー・アルバムを作ったんだ。すごく興奮しているよ。26分の長さしかなくてね。『ドゥーキー』や『インソムニアック』以来、俺たちにとってこれまでで最も短いアルバムになっている」

ビリー・ジョー・アームストロングは次のように続けている。「ロックンロールというものは時に従順なものになってしまうことがあるんだ。多くのロック・アクトたちは大抵、その年を代表するようなフィール・グッドな曲を作ろうとしているわけでさ。すべてが水で薄められて、軟弱なものになってしまっているんだ。ロック・ミュージックというのは、悪者のような気分にさせてくれる音楽であるべきなのにさ」

また、アルバムの楽曲の歌詞のインスピレーションについては次のように語っている。「憂鬱なものも多いけど、ユーモアのセンスが利いたものになっている。世界の動向についてのものになっているという感じでね。今では何もかもが……これまでもずっとそうだったけど、俺たちは今、究極までにカオスな時代を生きていると思っていてね。これまでもそうだったかもしれないけど、トランプのほうを向いてしまっているわけでさ」

「そういうわけで、今の世の中を反映させたものにしたいと思っている。ただ、必ずしも政治的な曲を書こうとしているわけではなくて、日常で目にすることについて書いたまでなんだけどさ。(2004年にリリースした『アメリカン・イディオット』は)古き良き時代という感じだよ。(アフガニスタンとイラクでの)2つの戦争を覚えているかい? 『ああ』っていう感じだろ。とにかく、今は間違いなく最もクレイジーな時代を生きているよ」

一方、ウィーザーのリヴァース・クオモはバンドの来たる新作『ヴァン・ウィーザー』について「ギターだけでできた」ものになると語っている。

「ギターがいっぱい入っているんだ」とリヴァース・クオモはゼイン・ロウに語っている。「公演をやっていくうちに生まれたものでね。ここ数年で気がついたことがあって、僕は公演中に自分を制御できなくなって、偶然のうちにハーモニーを生み出していたり、ワーミーバーやタッピング奏法をしていることがあるって気がついたんだ。それで、僕たちの数十年間の歴史はあるにせよ、そういうスタイルの片鱗を聴いた時にオーディエンスが湧いてくれるということを知ってね。そうしたものをもっと探求したいと思ったんだ。公演を通してギターを掻き鳴らしているうちに、『参ったな。こういうアルバムを作ったほうがいい』って思ったんだよ」

リヴァース・クオモは次のように続けている。「『ブルー・アルバム』にも似ているんだけど、さらにリフが加えられている。メタルで、ハードロック的なリフがね。それでいて、キャッチーなポップ・ロックになっているんだ」

フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツは新曲“Dear Future Self (Hands Up)”について、バンドにとってワイクリフ・ジョンとの仕事は長年の夢だったと語っている。

「俺たちはずっと(彼が所属していた)フージーズやワイクリフ・ジョンの大ファンだったんだ」とピート・ウェンツは語っている。「彼は並外れたメロディー・センスを持っているんだよ。地球上のあらゆるものをミックスしたようなものになっていているのが分かると思うよ。クールだと思うし、僕は自分の子供たちがいろいろな曲を聴いていることに刺激を受けているんだけどさ、クイーンからリル・ウージー・ヴァートまで、いろいろなものを聴いていてね。そういうわけで、自分たちの持っているものをすべて詰め込んだんだ」

「グレイテスト・ヒッツ的なものを作ったんだ。変に聞こえてしまうかもしれないけど、グレイテスト・ヒッツのようなものになっている。言っていること分かるかな? 変なんだけどさ。試食用の皿という感じなんだ。そういうものだと言えるよ。ちょっとした試食用の皿なんだ。『僕は一般的なファンなんだけど、一番人気のメニューは何ですか?』って訊かれるような感じだよ」

グリーン・デイは今年10月29日に初となる書籍『ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ』を刊行することも発表されている。本書はビリー・ジョー・アームストロング、マイク・ダーント、トレ・クールが共同で執筆しており、書名は『21世紀のブレイクダウン』に収録の楽曲“Last of the American Girls”に由来している。イラストは漫画家のフランク・カルーソが担当している。

また、グリーン・デイは『アメリカン・イディオット』を題材にした映画の制作にも取り組んでいるものと見られている。

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