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ボリス・ジョンソン英首相が9月から議会を5週間にわたって閉鎖することを発表したことを受け、音楽業界やエンターテインメント業界の著名人たちが反応を示している。

ボリス・ジョンソン首相は現地時間8月28日、10月末に控えたEUからの離脱を前に、9月の第2週から5週間にわたって議会を閉会することを発表している。議会は10月14日から再開されることが発表されており、10月31日に予定されているEUからの離脱に向け、EUとの協議に臨む猶予がほとんど残されないことを意味している。

庶民院議長のジョン・バーコウはボリス・ジョンソンの決定を「憲法違反」だと糾弾し、「議会にEU離脱に向けた議論をさせず、国家の今後の方針を決めるという職務を果たすことを阻止」することだけが目的だと批判している。

ボリス・ジョンソンの決定を受け、スロータイやスリーフォード・モッズ、ビリー・ブラッグ、映画監督のダンカン・ジョーンズ、俳優のヒュー・グラントらがオンラインで反応を示している。

ヒュー・グラントはボリス・ジョンソンが投稿したスピーチの動画をリツイートして次のように記している。「あなたに僕の子供たちの未来を台無しになどさせないし、僕の祖父が二度の世界大戦で守り抜いた自由を破壊なんかさせない。誇大宣伝されたお風呂のゴムのオモチャみたいな奴はとっとと失せてくれ」

「イギリスはあなたや、あなたの自己満足的な長官集団によって反乱を起こされているんだ」とヒュー・グラントは記している。レディオヘッドのトム・ヨークもこのツイートをリツイートしている。

ボリス・ジョンソンはツイッターに投稿した動画のキャプションで次のように述べている。「国民保健サービスに投資し、凶悪な犯罪に立ち向かって生活に必要なコストを削減するためにも、女王の演説が必要なのです」エリザベス女王はボリス・ジョンソンの議会閉会の要請を承認している。

一方、スロータイは次のようにツイートしている。「エリザベス女王よ、少しでも敬意を払ってくれたら、できる限り尊敬してやるよ。このクソ野郎! くたばれ! ボリスなんてクソ食らえだ!」また、スリーフォード・モッズはボリス・ジョンソンの決定を「惨めだ」と批判して、議会の閉会を撤回するよう求める署名活動へのリンクを投稿しているほか、ネイディーン・シャーは次のようにツイートしている。「これを民主主義って呼ぶわけ? こんなの最低よ」

著名人らによる一連の投稿はこちらから。

「最低な国家の復活だね」

「首相官邸で議会の閉会を発表するような暴君を僕らは抱えているんだ。素敵な結末を迎えそうだよ」

「ジョンソンが可能な限りEU離脱に関する議論を避けようとしているという新たな証拠だね。自分の存在感のなさを強調するだけなのにさ。最後に議会を閉鎖しようとしたのはチャールズ一世で、(革命にあって処刑された)彼に何が起きたかは誰もが知っているよね」

「これでスコットランド保守党の本性が出たよね。『血と土』とも呼ばれるナショナリズムでもってEU離脱を促進して、知る限り最大の間抜けたちの集団に追随して、その臆病さと服従の精神で同意なきカオスを強いようとしているんだ。残骸の容赦ない雨が降るよ」

「そんな義理もないのにEU離脱の期限を延ばしてくれた(欧州理事会の議長である)ドナルド・トゥスクとEUには感謝しているよ。しかし、ボリス・ジョンソンが議会を閉会したことで、彼の政治的操作が失敗に終わることが確実になったんだ」

「本気でこのファシストのクソ野郎どもをダウニング街から追い出してほしいよ。クーデターの機運が高まってるよな。EUからの離脱を望むのは構わないけど、本当にこういう形でいいのか? 経済も民主主義も破壊されることになるよ」

「アドルフ(・ヒトラー)も議会を停止した。チャールズ1世もだ。暴君の策略なんだよ」

「(ボリス・ジョンソンの決定に対する懸念を示した俳優のスティーヴン・フライに)大好きよ。あなたの国も大好き。こんなのおかしいわ。涙が出る」

一方、元バックス・フィズのメンバーであるジェイ・アストンは先日、ナイジェル・ファラージ率いるブレグジット党の議員として立候補する考えを示し、次のように述べている。「ブレグジット党のために立ち上がって、人々のための民主主義を守るために闘いたいわ」

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