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オジー・オズボーンはこれまでのキャリアでリリースしてきた楽曲を収録したボックスセット『シー・ユー・オン・ジ・アザー・サイド』を今秋にリリースすることが発表されている。

ボックスセットはオジー・オズボーンがこれまでにリリースしてきた16枚のソロ作品を24枚のアナログ盤に収録したもので、これまでのソロ・アルバムの楽曲に加え、B面曲やライヴ・アルバム、レア楽曲なども収録される。

11月29日にリリースされるこのボックスセットには、1980年にリリースされた『ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説』から2010年発表の『スクリーム』までのスタジオ・アルバムのほか、『トリビュート〜ランディ・ローズに捧ぐ』、『ライヴ&ラウド』、『ライヴ・アット武道館』の3枚のライヴ・アルバムと、『ミスター・クロウリー』と『ジャスト・セイ・オジー』の2枚のEPが収録される。

また、ボックスセットにはアルバムに収録されていない楽曲を集めた音源集も収録され、その中には“See You On The Other Side”の未公開バージョンも含まれている。

オジー・オズボーンはプレスリリースで次のように述べている。「今回のコレクションはこれまでで最も入念に作られたものになっている。考え抜いた末に集めたものなんだ」

彼は次のように続けている。「みんなが望むものはすべて収録されているし、いくつかのサプライズも入っている。アナログ盤のサウンドはまた異なるもので、きっとアナログ盤のサウンドのほうがいいものになっているはずだよ」

ボックスセットの発表に合わせて、ザック・ワイルドが出演するユニークなコマーシャル動画も公開されている。

先日、オジー・オズボーンは首の手術からの回復期間中に新曲をレコーディングしたことを明かしている。

オジー・オズボーンは今年1月、気管支炎からの回復期間中にロサンゼルスの自宅で転倒して「背中と首と肩」に怪我を負い、この怪我が原因で今年予定されていた「ノー・モア・ツアーズ2」ツアーの日程をすべて2020年に延期することを余儀なくされている。

オジー・オズボーンは米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューの中で、首を手術した後で「これまでの人生で経験したどんなものも上回るような苦しみ」を経験したことを明かして、手術からの回復期間中は忙しくするために音楽をレコーディングしていたと語っている。

オジー・オズボーンは回復期間中に9曲をレコーディングしたことを明かして、それらの楽曲を『リキュペレイション(療養の意)』というアルバムとしてリリースしたいと冗談を飛ばした上で次のように語っている。「一番憂鬱だったのは、『もう一度マトモに歩くことはできるのか?』って考えてしまうことでね。『またパフォーマンスすることはできるのだろうか』っていうさ」

「『また寝転がって(ドキュメンタリーの)『ワールドアット・ウォー(原題)』を観てしまったら、何もしなくなるだろうな』って思ったんだ。少しでもできることをやろうと思ってね。それで、取り組んでいるんだ」

オジー・オズボーンは2019年に予定されていたツアーの日程をすべて来年まで延期しており、ツアーは2020年1月31日にノッティンガムのモーターポイント・アリーナでの公演からスタートする予定となっている。

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