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スリップノットのクラウンことショーン・クラハンは数年以内に『オール・ホープ・イズ・ゴーン』期に収録した11曲の未公開音源をリリースする計画があることを明かしている。

8月9日にリリースした最新作『ウィ・アー・ノット・ユア・カインド』で18年ぶりに全英アルバム・チャートの首位を獲得しているスリップノットは以前、2008年にリリースされた通算4作目のアルバム『オール・ホープ・イズ・ゴーン』をレコーディングしていた時期にバンド内に軋轢があったことを明かしている。

その結果として、ショーン・クラハン、ジム・ルート、コリィ・テイラー、シド・ウィルソンの4人は他のメンバーとは別のスタジオで作業に取り組むこととなり、より「実験的でサイケデリック」な楽曲を4人で書き上げたのだという。ショーン・クラハンは当時書き上げた楽曲について『ウィ・アー・ノット・ユア・カインド』との冒険的なサウンドと調和するものになっているとし、今こそリリースするべき時期かもしれないと語っている。

「『オール・ホープ・イズ・ゴーン』を作っていた時期に、4人でもう一枚のアルバムに相当する楽曲を書き上げたんだ」とショーン・クラハンは「ラウドワイヤー」に語っている。「一連のアルバムのサイクルの中でリリースしようとしている11曲があってね。けど、単にリリースすればいいということではないわけでさ。相応しい時期に出さなければいけないんだ。アルバムのサイクルの中でリリースして、このアルバムで自分たちが何をしようとしているのかだったり、それが生まれた経緯を理解してもらえるようにね」

ショーン・クラハンは先日、暴行事件や銃乱射事件が起きる原因をポピュラー・カルチャーと結びつけようとする政治家たちを批判している。

「分かるだろうけど、俺はちっとも気にしていないんだ。芸術というのは侵害されないものだからね」とショーン・クラハンは『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』紙に語っている。「ほら、言論の自由だよ。言うなれば、スリップノットは俺の宗教なわけでね。他人が触れることのできないものなんだ。基本的には、誰かが入ってこられるようなものではないんだよ。これは俺の人生であり、精神であり、崇拝する宗教だからね」

彼は次のように続けている。「多くの場合、連中が自分たちの計画や戦略を音楽に結びつけようとする時には、何も分かっちゃいないんだ。彼らがこうした法律を作り出しくせに、それを覆すことだったり、調整することすらできないんだよ。両者が幸せになるような妥協点も見出せていないわけでね。折り合いをつけることができないんだ。それで、少数派にいるような奴らを批判するっていうさ。俺もそんな少数派にいる一人だよ」

スリップノットは2020年にUKとヨーロッパで大規模なツアーを行う予定となっている。

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