ザ・エックス・エックスはデビュー・アルバム『エックス・エックス』がリリースから今年で10周年を迎えたことを受けて元メンバーであるバリア・クレシの脱退を振り返っている。
ザ・エックス・エックスは「Beats 1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演して、今年で10周年を迎えた2009年発表のマーキュリー・プライズ受賞作『エックス・エックス』について語っている。バリア・クレシは同年、「激しいツアー」に対する「個人的な相違」のためにザ・エックス・エックスから脱退することを発表している。
ベーシスト/ヴォーカリストのオリヴァー・シムは番組の中で、バリア・クレシの脱退について「乗り越えるのがとても難しかった」と振り返っている。
「唐突に、残された公演を3人で乗り切る方法を探すことを余儀なくされたわけだからね」とオリヴァー・シムは語っている。「元々は4人だったのにさ。仲良しの4人だったんだ。それが、僕たち3人だけになったわけだからね」
ギタリスト/ヴォーカリストのロミー・マドリー・クロフトは次のように続けている。「ヴィレッジ・アンダーグランドでのライヴのまさに直前だったわ。そんな中でジェイミーが器用だということが分かって、彼が何もかもを担ってれたの。あなたには本当に感謝しているわ。そうじゃなかったら、ショウをできていなかったと思うから。ジェイミーはMPCとキーボードの二つをこなしてくれたのよ」
ビートメイカー/プロデューサーのジェイミー・エックス・エックスは次のように続けている。「僕は半分をこなしたまでだよ」
「彼女は僕たちの子供の頃からの友達で、全員が彼女のことを愛していた。彼女はもっと認められるべきだったんだと思う。バンドの大部分を担ってくれていたからね」
バリア・クレシと今も連絡を取り合っているのかと訊かれると、ロミー・マドリー・クロフトは次のように答えている。「ある意味では、ロマンティックな関係性は終わりを迎えたと思っているわ。空白が空くと、そこにある愛に悲しみが加わってしまうのよ」
インタヴューの動画はこちらから。
一方、ザ・エックス・エックスは先日ニュー・アルバムの制作に取り組んでいることを明かしている。オリヴァー・シムは2017年発表の『アイ・シー・ユー』に続く新作の進捗について、「まるでそれぞれが自身のアルバムを作るかのように」3人のメンバーが個々に新曲を作っていると語っている。
オリヴァー・シムは新作について次のように続けている。「僕らは今なお理解しようとしている最中なんだよ。すごく好奇心に満ちているしね。ファースト・アルバムからは長い時間が経ったとは思うけど、僕らはまだ新鮮な気分なんだ」
バンドの今後について「違う形の興奮」を感じていると彼は語っている。「自分のことを熟練のプロフェッショナルだとは思ってないんだ」
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