スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーが、自分たちのバンドは、キッスというよりもむしろ、エクスペリメンタル・ロック・バンドのトゥールに近いと発言している。
先日のラスベガスのラジオ局「KOMP 92.3」のインタヴューで、スリップノットのビジュアルやアーティスティックな側面についての質問に対し、コリィ・テイラーは、多くの人が自分たちの楽曲やグループを理解しておらず、スリップノットは『ショック・ロック』的なバンドと大して変わらないバンドと見なされているようだと答えている。
「みんな(スリップノットを)理解してないよ。俺たちはバンドをいろんな側面から見ている。芸術性、音楽性、ステージングなど、すべてをね。あらゆる要素が連動しているんだ。だから、俺たちはお決まりのショック・ロック・バンドよりも、ずっとアーティスティックでクリエイティブだ。バンドに対する認知が、ショック・ロック・バンドであっても、実はこのバンドにはもっと多くのクリエイティブな側面があるんだ」
また、コリィ・テイラーはスリップノットを、自分たちと同じように素顔を隠し、明らかに音楽性より商業的要素が強いキッスよりも、むしろメンタル的およびアーティスト的要素が強いエクスペリメンタル・ロック・バンドとして知られるトゥールに近いバンドだと語っている。
「キッスもトゥールも大好きだけど、俺にとってバンドは表現であり、すべての要素が互いに連動しているものだ。1つでも欠けたら成り立たない。だからすべての要素に気を配るし、トゥールはそのあたりが上手いと思うんだよね」
コリィ・テイラーは、ビートルズやプリンス、ピンク・フロイドといったアーティストたちのアルバムと比較されるような2枚組の大作の制作についてバンド内で話していると明かしている。
スリップノットは、2014年に最新作『.5:ザ・グレイ・チャプター』をリリースしているが、次回作のリリースまでに約2年の休止期間を設けることになっている。しかし、次回作について、プリンスの『パープル・レイン』のような映画も含めたコンセプチュアルな作品になる見込みだという。
スリップノットは2016年2月にUKツアーを行う予定となっている。
ツアーは2月8日のカーディフ・モーターポイント・アリーナを皮切りに4日間開催される。ツアーはロンドンのアレクサンドラ・パレス、バーミンガムのジェンティング・アリーナと続き、2月13日のリーズのファースト・ダイレクト・アリーナのライヴで終了となる予定だ。
ツアーの日程はこちら。
Cardiff, Motorpoint Arena(2月8日)
London, Alexandra Palace(2月9日)
Birmingham, Genting Arena(2月12日)
Leeds, First Direct Arena(2月13日)
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.