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エイサップ・ロッキーは先月、スウェーデンのストックホルムで暴行事件を起こして逮捕されていた件で有罪判決が下されたことに言及している。

本名をラキム・メイヤーズというエイサップ・ロッキーは、二人の取り巻きと共に現地時間6月30日にストックホルムで19歳の男性に暴行を加えた罪で有罪となり、執行猶予付きの判決と損害賠償の支払いが命じられている。

暴行罪の容疑について一貫して正当防衛を主張していたエイサップ・ロッキーだったが、ストックホルム地方裁判所はエイサップ・ロッキーと彼の取り巻きについて、正当防衛が適用されるような「状況にはいなかった」とした上で、「被害者に殴る蹴るなどの暴行を加えた」と述べている。

エイサップ・ロッキーと2人のボディーガードは最終的に「暴行罪で有罪となり、条件付きの判決」が言い渡されている。

ストックホルム地方裁判所は評決文の中で、エイサップ・ロッキーと2人の取り巻きについて「被害者を地面に押し倒し、殴る蹴るなどの暴行を加えました。アーティストは被害者を地面に投げ付け、彼の腕を踏むという暴行も加えています」とも述べている。

エイサップ・ロッキーと2人のボディーガードは被害者に対して損害賠償として1万2500スウェーデン・クローナ(約13万7000円)の支払いが命じられており、三者で分割して支払われることになる。

エイサップ・ロッキーは先月に逮捕されて以来、最近まで1ヶ月近くスウェーデンで収監されていたが、今回の判決で禁固刑は言い渡されていない。

今回、エイサップ・ロッキーはインスタグラムへの投稿で有罪判決を受けたことに初めて言及している。「今日の判決には言うまでもなく失望しているよ」とエイサップ・ロッキーは述べている。「この難しい時期に愛情を示してくれたファンや友人を初めとした全員に改めて感謝を伝えたい。前に進み続けることにするよ。チームやマネージメント、弁護士、レーベル、正義を主張してくれた全員の人たちに感謝している」

エイサップ・ロッキーは現地時間8月2日に釈放されている。エイサップ・ロッキーの勾留をめぐっては、キム・カーダシアンやタイラー・ザ・クリエイター、ドナルド・トランプ米大統領ら多くの著名人が彼の釈放を訴えていた。

エイサップ・ロッキーは釈放後、勾留中に自身へのサポートを示してくれた人々にインスタグラムで感謝を綴っている。

「この数週間の間、俺をサポートしてくれたファンや友人、世界中の人たちに心の底から感謝しているよ」とエイサップ・ロッキーは綴っている。

「みんなに対する恐れ多い気持ちや感謝の気持ちは、言葉では言い表せないほどだよ。本当に難しくて、屈辱的な体験になった」

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