伝説的なヒップホップ・グループ、NWAがドクター・ドレーを除いた現存するメンバーで6月27日(土)に15年ぶりに再結成を果たしたことが明らかになった。
NWAのキャリアを追った映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』が公開されるのに伴い、メンバーの一人であるアイス・キューブがライヴでの再結成を企画した。再結成のパフォーマンスはロサンゼルスのステイプル・センターで開催された「BET Experience」の一部として行われ、事前に告知されていた映画のプレミアと共に行われた。
ドレーは姿を現さなかったものの、MC・レンやDJ・イェラといったかつてのメンバーがアイス・キューブと共にパフォーマンスを行い、スペシャル・ゲストとしてケンドリック・ラマー、スヌープ・ドッグ、スクールボーイ・Qも登場した。
NWAは1986年に結成され、1991年に解散している。グループの5人目のメンバーだったイージー・Eは1995年に亡くなっている。2000年に一度再結成を果たしているが、DJ・イェラはその時参加していなかった。
オーディエンスによるパフォーマンスの映像はこちらから。
アイス・キューブは先日『NME』に対して、映画が作られることによってスタジオやライヴでの再結成を引き起こす可能性があるかについて語っている。
「俺はどんな可能性も排除しないよ。起き得るかもしれないよね。この『ストレイト・アウタ・コンプトン』のプロジェクトがうまく行けば、ドレーをインスパイアしてレコードを作る話だってあるかもしれない。この映画は多くの人に俺たちの存在や俺たちのしてきたことがどれだけ重要だったか、思い出させてくれると思うんだ。自分たちにとってもね。みんなが望むことをできればと思うけど、映画の後、どうなるかは誰にも分からないんだ」
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