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ジョン・ライドンが、黒髪のピンナップ・モデル、かつての米『プレイボーイ』誌のプレイメイトであり、ポルノ映画スターの「草分け的存在」であるベティ・ペイジについて歌った“Bettie Page”のオフィシャル・プロモ・ビデオを公開している。

先日、ジョン・ライドンは、米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューにおいて、自身が率いるバンドであるパブリック・イメージ・リミテッドの今回のアルバム『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…』で、何故”Bettie Page”という楽曲を録音したのかという質問に対して、「彼女は、誰も成し得なかったことを、勇気を持って実行した人だった。だから、俺は彼女の功績を称えたいと思って、この曲を捧げたんだ」と答えている。

このビデオでは、ジョン・ライドンがメロディーを歌う姿や、バンドのメンバーの演奏風景、ジョン・ライドンがタクシーのバックシートに乗っているショットなどが盛り込まれており、バンドが先に公開した”Double Trouble”のビデオ・クリップと同様に、ホームビデオ風に撮影されている。

“Bettie Page”のオフィシャル・プロモ・ビデオはこちらから。

“Bettie Page”は、バンドのギタリストであるルー・エドモンズが弾いた「ちょっとクレイジーな演奏パターン」が制作の始まりだったと、ジョン・ライドンはインタヴューで語っている。「ルー・エドモンズが、アコースティック・ギターでかき鳴らしたフレーズに合わせて、俺が『ベティ・ペイジ、ベティ・ペイジ』と口ずさんだんだ」。彼は、その『ベティ・ペイジ…』のフレーズにスタッカートのアレンジを付けていったという。「ルーがネットから昔のベティ・ペイジのビデオなんかをたくさん見つけてきた中に、彼女がポール・ダンスをしているのがあったんだ。素晴らしい映像だったけど、途中で彼女がトラブルに巻き込まれてしまう。すごい緊張感が走るんだけど、彼女は勇気を持って、やり遂げるんだ。だから、俺は歌詞の中で、『ベティ・ペイジ、君は称賛に値するよ』と歌ってるんだ。彼女のような人が新しい境地を見出し、我々を向上させてくれる」と、ジョン・ライドンは続けている。

パブリック・イメージ・リミテッドは、すでにこのニュー・アルバム『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…』をリリースしており、ニューオーリンズのヴードゥー・エクスピリエンスに出演を皮切りに、11月29日まで北米ツアーが行われる。

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