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ロストプロフェッツの元フロントマンであるイアン・ワトキンスは厳重な警備を誇るイギリスの刑務所内で携帯電話を自身の肛門に隠し持っていたことが明らかになっている。

イアン・ワトキンスは収容されているウェスト・ヨークシャーのウェイクフィールド刑務所で2018年3月4日から10日までの間に携帯電話を所持していた罪に問われ、リーズ刑事法院に出廷している。

『インデペンデント』紙によれば、現在42歳のイアン・ワトキンスは検察官に対して以前に関係のあった女性に連絡を取るために携帯電話を所持していたと主張しているという。

イアン・ワトキンスは当時、彼が携帯電話を所持しているとの情報を得た刑務官によって独房から出され、身体検査を受けている。刑務官による身体検査では何も見つからなかったものの、イアン・ワトキンスはその後、携帯電話を差し出すことを条件に母親との面会を許可してくれるよう刑務官に持ちかけ、携帯電話を所持していたことが発覚している。イアン・ワトキンスはその場で下着の中に手を入れ、世界最小の携帯電話として知られるGスターの約8センチの携帯電話を取り出したという。

検察官のスティーヴン・ウッドは次のように述べている。「2018年の3月4日から3月10日までの間に、被告人はウェイクフィールド刑務所の敷地内で携帯電話を所持していました。被告人は著名なロック・バンド、ロストプロフェッツでかつてフロントマンを務めていたことで知られています」

「ウェイクフィールド刑務所の刑務官は3月10日に、被告人を無菌室に移動させて身体検査を行うため、被告人の独房に赴きました。刑務所側は被告人が携帯電話を所持しているとの情報を入手し、身体検査を行いましたが、何も発見することはできませんでした」

「身体検査の際、被告人は携帯電話を所持しているかという尋問も受けていましたが、被告人はこれを否定していました。被告人は身体検査を受けた後で、これから自身に会いに来る母親と面会することはできるかと刑務官に尋ねました。被告人はその後、戻ってきた刑務官に対し……携帯電話を差し出せば母親と面会してもいいかと尋ねています。刑務官が携帯電話を所持しているのかと尋ねると、被告人は持っていると答えたのです。被告人は下着の中に手を入れ、肛門の辺りまで手を伸ばしました。10秒くらいが経過した後で、被告人は携帯電話を差し出しました。被告人は携帯電話を肛門に隠していたに違いありません」

一方、イアン・ワトキンスは携帯電話を所持していた容疑を否認して、他の囚人から強要されて隠し持っていたものだと主張している。検察官のスティーヴン・ウッドによれば、イアン・ワトキンスは囚人から、従わなければ切りつけると脅されたと主張しているという。イアン・ワトキンスは囚人たちから自身の「グルーピー」と連絡を取って彼らからお金を捲き上げるよう脅されていたとして、「本当に恐ろしかった」と述べている。

2013年、イアン・ワトキンスは13人の児童に対して性的暴行を加えたとして有罪判決を受けている。イアン・ワトキンスは最短でもあと29年、刑務所での生活を余儀なくされている。

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