ノエル・ギャラガーはストームジーやスケプタに賛辞を寄せ、ストームジーがグライムのアーティストとして今年のグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めたのは「素晴らしい」ことだと語っている。
ノエル・ギャラガーは現地時間8月5日に刊行された『ガーディアン』紙に掲載されたインタヴューの中で、グライムが今日の文化において地位を高めていることに賛辞を送っている。
「ああ、2人の息子が夢中になっているのはコレかっていう風に思ったんだ」とノエル・ギャラガーはオランダのホテルで観たというグラストンベリー・フェスティバルでのストームジーのパフォーマンスを振り返り、2人の息子であるドノヴァンとソニーがストームジーのシングル“Vossi Bop”に夢中になっていることを明かしている。
「アイツらは学校に行くまでの間、キッチンで(“Vossi Bop”の)振り付けを踊っているほどでね。『“Vossi Bop”って何だよ?』って思っていたんだ。グライムに関連したものだとは思ってもみなかったよ」とノエル・ギャラガーは続けている。
ノエル・ギャラガーはグライムについて「パルプやザ・ジャム、ザ・キンクスと同じくらいイギリス的なもの」だとした上で、次のように続けている。「独自の言語を持っているような音楽なわけでさ。公営住宅で貧困やストリート・カルチャーから生まれたモノが、グラストンベリー・フェスティバルのメイン・ステージまで到達したわけだからね。素晴らしいよ」
ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「でも、俺は今じゃメイダ・ヴェールで3人の息子と暮らす52歳の父親だからね。彼はストリートにおける物語を語っているわけでさ。ストームジーは子供の頃に裏切られた男について話しているわけだろ。俺が一緒になって歌うわけにはいかないよな!」
ノエル・ギャラガーはストームジーについて「素晴らしいと思うけど、スケプタも最高だよ」と続けている。ノエル・ギャラガーはスケプタが2017年にブリット・アウォーズ授賞式で披露した“Shutdown”のパフォーマンスを振り返り、「めちゃくちゃ力強い」と感じたとこを覚えていると語っている。
ノエル・ギャラガーがグライムに賛辞を寄せたのは今回が初めてではなく、2017年にはラッパーのビッグ・シャックをぜひツアーに帯同させたいと語っているほか、先月に行った『ヴァラエティ』誌とのインタヴューでもグライムに対する愛を改めて語っている。
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは本日、今年リリースする3作のうちの2作目となるEP『ディス・イズ・ザ・プレイス』よりそのリード・トラックとなる新曲“This Is The Place”が公開されている。『ディス・イズ・ザ・プレイス』は9月27日のリリースが予定されており、バンドは今年6月に1作目となるEP『ブラック・スター・ダンシング』をリリースしている。
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