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ザ・1975は2020年2月21日に通算4作目となるニュー・アルバム『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム(原題)』をリリースすることが決定している。

ザ・1975は本日、新曲“The 1975”を公開している。これまでもザ・1975はアルバムの冒頭に“The 1975”と題した楽曲を収録してきた。

新曲“The 1975”は5分弱の楽曲で、16歳のスウェーデン人の環境保護活動家であるグレタ・トゥーンベリによるスポークンワードを主体としたものとなっている。

スポークンワードの和訳は以下の通り。

「私たちは今、気候や環境の危機の始まりに足を踏み入れている。この状況に相応しい名前をつける必要がある。『緊急事態』ね。まだこの状況を制御できていないということを私たちは理解しなければいけないし、まだ解決策は見出せていない。単に特定のことを止めるというシンプルな解決策でない限り。私たちはこの闘いに負けそうになっていることを認めなければいけない。上の世代が失敗したという事実を知る必要がある。現状のあらゆる政策はすべて失敗に終わっている。でも、ホモ・サピエンスはまだ終わっていない。確かに私たちは失敗に向かっているけど、まだ状況を一変させるだけの時間はある。まだ修正することはできる。すべてはまだ、私たちの手の中にある。けど、今の体系が犯した失敗を全面的に認めない限り、きっとチャンスなんて回ってこない。私たちは今、大勢の人々が声も上げずに苦しんでいるという災難に直面している。今は丁寧に話したり、声に出せることと出せないことについて考えているような時間じゃない。今はハッキリと口に出すべき時よ。気候変動の問題の解決は、ホモ・サピエンスがこれまでに直面してきた中で最大の、最も複雑な問題なの。けど、その一番の解決策は至ってシンプルで、幼い子供だって理解できるようなもの。それは、温室効果ガスの排出を止めなければいけないということ。行動に移すか、移さないかのどちらかよ。人生には白黒などないって言われている。けど、それはウソよ。とっても危険なウソ。1.5度の気温上昇を防ごうとするか、防ごうとしないかのどちらかよ。人類に制御できないような連鎖反応が起きてしまうのを防ぐか、防がないかのどちらか。文明として立ち向かうか、立ち向かわないかのどちらか。それは黒になるか、白になるかのどちらか。生き残らなければいけない時に、グレーゾーンなんてない。今の私たちには選択肢がある。変化をもたらすために行動を起こして、将来の世代が生活できる環境を守ることができる。もしくは、今の手法を続けて、失敗に終わらせることもできる。あなたや私次第よ。確かに個人の変化よりも体系としての変化が必要だけれど、この2つを分けてはいけない。歴史を見てもらえれば、社会におけるあらゆる大きな変革は草の根の人々の行動から始まった。あなたや、私のような人たちよ。だからどうか、立ち上がってできる限りの変化を起こしてほしい。最善を尽くしてもやりすぎることなんてない。私たちの全員で、不可能に見えるものに立ち向かうの。私たちは今、毎日1億バレルの石油を使っている。政府にそれを変えるつもりはない。石油を地中に留めておくためのルールなんてないのだから。ルールに従っていたら、世界を救うことなんてできない。ルールも変えなければいけないものの一つだから。すべてを変える必要がある。それを今日から始めなければならない。ありとあらゆる人々に呼びかけるわ。今こそ市民として反抗すべき時よ。反逆の時がきたの」

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