ノエル・ギャラガーはソロしてオアシス時代とは異なるサウンドを探求していることについて改めて語っている。
ノエル・ギャラガーは現地時間7月11日にスペインで出演したマッド・クール・ フェスティバルで同国の『エル・パイス』紙によるインタヴューに応じて、次第に自身の音楽にギターを取り入れなくなっていったことについて次のように語っている。
「(6月にリリースした最新EP『ブラック・スター・ダンシング』の)楽曲によく表れているよ。これからリリースする2枚のEPも似たようなものなんだけどさ。ベースを弾くことが次第に増えていって、作曲もベースでやっているんだけど、そのほうがおもしろいものが作れるんだ。そもそも、俺はベーシストとしても優秀だからさ。もしベーシストが必要なら、ぜひ俺を呼んでほしいね」
「オアシスのファンのことは気にしてないんだ」とノエル・ギャラガーはオアシス時代とは異なるサウンドを探求していることについて語っている。「アーティストはそうあるべきだと思っているよ。人々が求めているものばかり与えているようじゃいけないと思うんだ。そんなことしていたら、ポップ・カルチャーは死んでしまうよ」
「ジミ・ヘンドリックスやセックス・ピストルズも、誰かが求めていたわけじゃない。1961年に『俺たちには今すぐにでもザ・ビートルズが必要だ』なんて言っていた人だって誰一人としていないわけでね。過去を評価して今を受け入れてくれない人たちも中にはいるけど、自分の直感というのは従う価値のあるものだよ」
ノエル・ギャラガーは続けてオアシスが再結成する可能性にも言及して、「似たようなものばかり求めているからこういうことが起き」るとして再結成の可能性を改めて否定している。
「オアシスとしてミーティングをやるべきだなんてことは誰にも言われたことがないよ」とノエル・ギャラガーは語っている。「ファンから頼まれたこともないしね。まあ、厳密にはあるかもしれないな。ロンドンのタクシー運転手にはよく聞かれるんだ。時々、オアシスが再結成することを知らないのは自分だけなんじゃないかって思う時があるよ。残念ながら、誰も俺の話を聞いてくれないんだ」
「勘弁してほしいね。メディアの奴がやってきて、『オアシスはいつか再結成しますよね』なんて言うから、『いや、それは事実じゃないよ』って答えるんだけどさ。奴らは『いいえ、彼らは戻ってきますよ』って強調しやがるんだ。意味が分からないよな。俺が『しない』って言ってるのにさ! それが今の世の中なんだよ。『アベンジャーズ』みたいな史上最悪のシリーズが、歴代で一番の成功を収めてしまうんだからね。常に変わりゆく世の中で、似たようなものばかり求めているからこういうことが起きてしまうんだ」
一方、ノエル・ギャラガーはマッド・クール・ フェスティバルの会場で一連の論争を繰り広げている相手であるルイス・キャパルディと遂に対面を果たしたことが明らかになっている。
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