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アリアナ・グランデのマンチェスター公演を襲ったテロ事件の実行犯の弟であるハシム・アベディが殺人罪の罪で法廷に出廷している。

アリアナ・グランデは2017年5月22日にマンチェスター・アリーナで行っていた公演が自爆テロ実行犯のサルマン・ラマダン・アベディに襲撃され、この爆発で22人が亡くなり、260人以上が負傷している。

イギリスの捜査当局は実行犯の弟であるハシム・アベディが自爆テロの計画に大きく関与したと見ており、2017年から身柄の引き渡しを容疑者が拘束されていたリビア政府に求めていた。サルマン・ラマダン・アベディとハシム・アベディは共に2017年4月に母親の故郷であるリビアを訪れており、その後サルマン・ラマダン・アベディが一人でイギリスに帰国してテロを実行している。

ハシム・アベディはテロ事件から間もなくしてリビアで拘束されていた。ハシム・アベディは現地時間7月17日に身柄がイギリスに引き渡され、同国で逮捕されている。グレーター・マンチェスター警察は2017年11月にハシム・アベディに対する逮捕状を発行していた。

ハシム・アベディは現地時間7月18日にウェストミンスター治安裁判所に出廷して、キャスリン・セルビー検事から22人を殺害した容疑と、負傷した260人超の人々に対する殺人未遂の容疑で告訴されている。

ハシム・アベディには自爆テロを計画した容疑もかけられている。彼の弁護士を務めるザファール・アリは被告人について、すべての容疑を否定している。15分におよんだこの日の聴取の中でハシム・アベディが口を開いたのは自身の名前と生年月日、国籍を述べた時のみだった。ハシム・アベディは保釈に関する聴取が行われる現地時間7月22日まで勾留されることが決まっている。

ザファール・アリはハシム・アベディについて、リビアのトリポリで軍事警察によって独房に監禁されていたとして、彼が拷問を受けていたと主張しているほか、脅迫されて自白を強要されたと述べている。また、ザファール・アリはハシム・アベディがイギリスに行くことで自らの潔白を証明することを望んでいたとして、引き渡しに抗議することはしなかったとも述べている。

マンチェスターのアンディ・バーナム市長は今年4月、コンサート会場におけるセキュリティの強化を求めるテロ事件の犠牲者の家族からの要請に言及している。事件で犠牲になった1人であるマーティン・ヘットの母親のフィゲン・マリーは市長に対して大規模な会場に金属探知機の設置と荷物検査の実施を義務付ける 「マーティン法」の制定を訴えている。

アリアナ・グランデは昨年、マンチェスター公演を襲ったテロ事件について「完全には立ち直れないように」思っていることを明かしている。アリアナ・グランデは事件後にPTSDになってしまったことも公にしている。

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