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ザ・フレーミング・リップスはかつてプリンスに自身のアルバムを渡そうとしたものの、すぐさま突き返されたことを明かしている。

プリンスは2006年のブリッド・アウォーズで“Purple Rain”の素晴らしい演奏を披露しているが、ザ・フレーミング・リップスはその時に彼に自身のことを知ってもらう機会だと感じたという。

「僕たちはブリッド・アウォーズに出席して、彼もそこでパフォーマンスを披露してね。会いに行くために勇気を出して、彼のボディーガードに、プリンスに渡してくれって僕たちのCDを何枚か手渡したんだ。彼が僕たちの音楽を聴いてくれるかもしれないという可能性に本当にワクワクしたよ」とフロントマンのウェイン・コインは『インディペンデント』紙に語っている。

「だけど、その晩の終わり、ボディーガードが僕たちのところにやって来て、CDをすべて返してきて、『プリンスはこれらを必要としていない』と言われてね。あまりにクールで、彼のことが大好きになったよ」

ウェイン・コインはどのCDをプリンスに渡したのかは分からないと語っているが、その時点でのザ・フレーミング・リップスの最新作『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』で、評価の高い同作はバンドのブレイク作と見られている。

5月には、ウェイン・コインは『NME』にバンドの通算9作目のアルバム『ザ・ソフト・ブレティン』の20周年について語っている。

アルバムの功績についてウェイン・コインは次のように語っている。「20年というのは理解するのには長い時間だけど、あのアルバムの音楽は今も僕らに影響を与えているんだ。あまりにも昔に作ったから、あのアルバムを作った時の失敗や努力の強靭な記憶というのはないんだけどね。だから、今となっては『誰がこのレコードを作ったんだ? いいレコードじゃないか! クールだ!』という感じなんだ」

ザ・フレーミング・リップスの通算15作目のアルバム『キングズ・マウス』は本日7月19日にリリースされている。

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