ミューズが6月10日にリリースする新作『ドローンズ』より“Defector”のリリック・ビデオを公開した。
ビデオは新作『ドローンズ』でも“Defector”の1曲前に収録されている54秒のインタルード“JFK”からスタートする。“JFK”では1961年にアメリカ新聞協会に対して語ったジョン・F・ケネディ元大統領のスピーチの抜粋が使用されている。
“Defector”のリリック・ビデオはこちらから。
新作『ドローンズ』は2012年にリリースされた『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』以来、3年ぶりのアルバムとなる。
“Defector”のリリック・ビデオでは粒子の荒いテレビ映像風のバンドのパフォーマンス映像が使用されており、そこにマーティン・ルーサー・キングの演説や2003年にサダム・フセインの彫像が倒された時の模様、国家安全保障局を告発したエドワード・スノーデンなど、様々なニュース映像が挟み込まれている。
6月3日に放送された「Steve Lamacq’s BBC 6 Music radio show」の中でこのビデオとスノーデンの映像を使ったことについてマシュー・ベラミーは以下のように語っている。「あらゆるリスクを背負う勇気のいることだったんだけど、性分に反してやることにしたんだ」
マシューは新作について以前に以下のように語っていた。「人類が希望を失い、自身を放棄して、ヒューマン・ドローンへと人類を追い込むシステムに洗脳され、そして最後にはその圧制者から離反していく、その人類の物語を探求する作品なんだ」
また、マシューは『ドローンズ』がミューズにとってのベスト・アルバムだとしている。「しばらくの間、何かを言えるようなものじゃないんだよね」マシューは『NME』に対してホワイトハウスを訪れて、前国務長官のコリン・パウエルと陰謀理論について語ったことを明かしている。
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