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M83はニュー・アルバム『DSVII』を9月20日にミュート・レコーズからリリースすることが発表されている。

『デジタル・シェイズ Vol.2』を意味する『DSVII』は、2008年にリリースされた『デジタル・シェイズ』に続く作品となっている。2016年にリリースした7作目となる前作『ジャンク』以来、3年ぶりとなる新作についてアンソニー・ゴンザレスは主にテレビゲームの音楽がインスピレーションとなったことを明かしている。

「2017年の夏、フランスのカップ・ダンティーブに5ヶ月滞在してたんだ。そこでは地中海を泳いだり、読書や映画鑑賞、80年代のテレビゲームをしながら過ごしたんだ」とアンソニー・ゴンザレスは自身のウェブサイトで述べている。「オールドスクールなゲームを久しぶりにプレイしたことで、とてもリフレッシュすることができたんだ。ナイーヴで、心を動かすような要素があるんだよ。シンプルで、それでいて不完全なものになっていて、僕が『デジタル・シェイズ Vol.2』で目指したのはそういうものなんだ」

アンソニー・ゴンザレスは『DSVII』について、『ゼルダの伝説』や『ファンタシースターII 還らざる時の終わりに』、『ソロモンの鍵』、『ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ』といった昔のゲームのサウンドトラックにインスピレーションを得たことを明かしている。アンソニー・ゴンザレスはまた、今年アナログ盤として再発された『マザー・アース・プランタジア』を含むモート・ガーソンの作品や、ブライアン・イーノ、スザンヌ・シアニらの音楽のほか、映画『ファンタスティック・プラネット』や『ファンタズム』、『ガンダーラ』等に影響を受けたことも明らかにしている。

M83はソーシャル・メディアで『DSVII』のカヴァー・アートを音源の一部と共に公開している。

アンソニー・ゴンザレスは『DSVII』をレコーディングするより前、『ジャンク』をリリースした後でスランプに陥っていたことを明かしている。「人々にアルバムの方向性を完全には理解してもらえていないんじゃないかっていう、奇妙な感覚があったんだ」とアンソニー・ゴンザレスは述べている。「世界中を回るツアーは成功させたけど、ファンを『ジャンク』で失望させてしまったという感覚が拭えずにいた。失敗してしまったという感情が、長くついて回ることになったんだ」

彼はシルク・ドゥ・ソレイユの公演「VOLTA」の音楽を手がけた後で「無気力になって、精神的にも肉体的にも疲弊してしまった」ことを明かして、次のように続けている。「南フランスにある自宅に戻って休息を取り、次にどんなアイディアが思い浮かぶかについて考えたんだ。今回は、自分のために作りたいと思ったんだよ」

『DSVII』のトラックリストは以下の通り。

1. ‘Hell Riders’
2. ‘A Bit of Sweetness’
3. ‘Goodbye Captain Lee’
4. ‘Colonies’
5. ‘Meet the Friends’
6. ‘Feelings’
7. ‘A Word of Wisdom’
8. ‘Lune de fiel’
9. ‘Jeux d’enfants’
10. ‘A Taste of the Dusk’
11. ‘Lunar Son’
12. ‘Oh Yes You’re There, Everyday’
13. ‘Mirage’
14. ‘Taifun Glory’
15. ‘Temple of Sorrow’

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