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リリー・アレンは過去に自身の自宅に侵入して逮捕されたストーカーが収容されていた精神療養施設から一時的な退院を許可されたことを受けて不安を明かしている。

リリー・アレンは2016年に、7年間にわたってストーカーに苦しめられてきたことを初めて公の場で語っている。アレックス・グレイという男はリリー・アレンの自宅やレコード会社、彼女の姉の所有する店舗に中傷の手紙を残すなどの行為を働いていたほか、2015年には彼女の自宅に侵入するまでにストーカー行為がエスカレートしており、住居侵入窃盗と嫌がらせで有罪を宣告されて精神療養施設に入院していた。リリー・アレンは当時「物事を阻まれた」として警察の対応を批判している。

今回、リリー・アレンはアレックス・グレイが現地時間7月9日に施設から20分間の退院を認められたことを明かしている。

リリー・アレンは現地時間7月10日にヴァージン・ラジオのクリス・エヴァンスの番組に出演して次のように語っている。「このストーカーの件は本当に恐ろしいわ……彼は昨日、監視付きで20分の退院を許されたの。2〜3日の間、私はこのことにずっと悩まされていたわ」

彼女は次のように続けている。「彼は2015年の10月、午前2時に私の家に侵入してきたの。当時は恋人と一緒にいたんだけど、元彼が入ってきたのかと思っていたわ。誰かが寝室のドアの前に来て、私はそれを元彼だと思ったんだけど、私の知らない人だったの」

「彼は7年もの間、私に物を送りつけてきたり、いろいろな場所に現れたりしていたの。彼は警察との取り調べでこうも言っていたわ。『彼女の顔にナイフを刺そうとしていた』とね」

リリー・アレンは昨年、ストーカーに悩まされていた体験が原因で、最新作『ノー・シェイム』の制作中は友人や愛する人々と距離を置くことを余儀なくされていたと明かしている。

「私は周囲から孤立するようになったの」とリリー・アレンは語っている。「あらゆる人たちと距離を置いていた。ずっと家に閉じこもっていたわ。たくさん寝て、たくさん泣いた。スタジオには仕事のために行っていたけど、私がこれまでに作ってきた音楽はどれも、人生で経験したことについて歌ったものになっているの」

リリー・アレンは次のように語っている。「あの経験については厳密には書いていないけど、過去のアルバムでは自分が見てきたものについて書いてきた。世の中に出て、社会と交わることで経験してきたことや、交際や友情についての経験をね。そういうあらゆることを歌っていたわ。今回はそうにはならなかった。私は家に一人でいたの」

一方、リリー・アレンは先日、ビッグ・マシーン・レーベル・グループを買収したスクーター・ブラウンとテイラー・スウィフトの騒動について彼女を擁護するメッセージを投稿している。

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