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アリアナ・グランデは2017年に自身のマンチェスター・アリーナでの公演を襲ったテロ事件に公の場で言及しないようにしている理由を明かして、自身のトラウマではなく犠牲者の家族を思ってのことだと語っている。

アリアナ・グランデは2017年5月22日にマンチェスター・アリーナでの公演を終えた直後に会場が自爆テロに襲われ、22名が亡くなっている。その後、アリアナ・グランデはテロから2週間後に再びマンチェスターで多くの豪華なゲストを迎えてオールド・トラッフォード・スタジアムで「ワン・ラヴ・マンチェスター」と銘打った慈善コンサートを開催している。

アリアナ・グランデは米『ヴォーグ』誌によるインタヴューに応じて、公の場でマンチェスターでのテロ事件に言及しないようにしている理由について明かしている。

「私にとってトラウマになっているからではないの」とアリアナ・グランデは語っている。「大事なのは(犠牲になった)その人たちの家族よ。彼らは家族を失ってしまったの。(テロ事件についての)記事を読んだ時に、その人たちのことを思わずにはいられないし、彼らとの思い出を絶対に思い出してしまうから」

同じインタヴューの中で、アリアナ・グランデは「ワン・ラヴ・マンチェスター」についても言及しており、慈善公演として大きな成功を収めた一方で、人々から寄せられる称賛の声には値しないと感じていることを明かしている。

「人々に愛や繋がりの気持ちを感じてもらうためにたくさんのお金を集められたことは誇りに思っているけど、だからといって、誰かを取り戻すことができたわけではないわ」とアリアナ・グランデは語っている。「みんなは『ねえ、この素晴らしい行動を見てよ』って言ってくれたけど、私としては、『何を言っているの? 私たちは確かに最善を尽くしたけど、結局は何もできていない』って思っていたわ」

アリアナ・グランデは先日、現地時間7月6日にミズーリ州セントルイスで行った公演で元婚約者であるピート・デヴィッドソンについて歌った“R.E.M”のパフォーマンス中に涙を涙を流したことについての声明を発表して、「今も多くのことを乗り越えている最中」だと述べている。

アリアナ・グランデは現在は削除されているソーシャル・メディアへの投稿の中で、自身の「人間らしさ」を認めてくれていることに対するファンへの感謝を述べ、「今も多くのことを乗り越えている最中」だと明かしている。

「ツアーは予測不可能なもので、人生もそう。毎日、愛の海に囲まれていることを感謝しているし、私の公演に来て、持っているエネルギーのすべてを注いでくれるみんなにも感謝しているわ」

アリアナ・グランデは8月に『スウィートナー』ツアーのロンドン公演を予定しているほか、同月にマンチェスター・プライドでヘッドライナーを務めることも発表されている。アリアナ・グランデは9月と10月にも『スウィートナー』ツアーのUK/アイルランド公演が控えている。

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