ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは現地時間7月7日にマサチューセッツ州で行った公演のステージでドナルド・トランプ大統領が独立記念日のスピーチで行った「空港」についての誤った発言を揶揄している。
ドナルド・トランプ大統領は現地時間7月4日、独立記念日に行ったスピーチの中で史実に誤りがある発言をしたことが話題になっている。ドナルド・トランプ大統領はスピーチの中で、1770年代から1780年代にかけて行われたイギリスを相手にしたアメリカの独立戦争に言及して、当時アメリカの大陸軍が「空に人員を配置し、防御を固め、空港を制圧した」と述べている。しかしながら、1780年代の当時はまだ飛行機や空港が存在していなかったとしてドナルド・トランプには誤りを指摘する声が多く寄せられることとなっており、彼は自身の発言についてスピーチ原稿を映し出すプロンプターの故障が原因だったと釈明している。
ミック・ジャガーはマサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムで行った公演の中で、ドナルド・トランプ大統領の当該の発言に言及している。ミック・ジャガーはオーディエンスが楽しい独立記念日を過ごせたことを願っていると伝えた上で、今年の独立記念日は「イギリス人にとって厄介な休日になった」と述べている。
Mick on the Revolution: “if only we had covered the airports things might have turned out differently!” ???? pic.twitter.com/0vVtNzDJcx
— Anthony Amore (@anthonymamore) July 8, 2019
「実のところ、大統領がこの間、スピーチの中でとても重要なポイントを突いてくれたんだ」と米『ローリング・ストーン』誌によればミック・ジャガーは表情を崩すことなく語ったという。「彼はこう言ったんだ。『もしもイギリス軍に空港を占拠されたままになっていたら、私たちを取り巻く状況は大きく変化していたかもしれない』とね」
ザ・ローリング・ストーンズは2016年、当時の大統領選挙戦中に“You Can’t Always Get What You Want”や“Start Me Up”といった楽曲を集会で使用していたドナルド・トランプに対し、楽曲の使用を許可していないとして使用の中止を求める声明を発表している。
先週、ザ・ローリング・ストーンズは現在のUSツアーで50年ぶりに“Mercy Mercy”のカヴァーを披露している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.