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レディオヘッドのトム・ヨークはアルゴリズムによる音楽のレコメンド機能についてミューズを聴くように勧められるから好きではないと語っている。

6月28日に通算3作目となるソロ・アルバム『ANIMA』をリリースしているトム・ヨークは音楽配信サービスでのレコメンド機能について言及して、頻繁にミューズをお勧めされるから頼りにしていないと語っている。

トム・ヨークは『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューに応じて、音楽のレコメンド機能は使っているかという質問に笑いながら次のように答えている。「使っていないよ。『もしこれが好きなら、これも気に入ることでしょう』って、ミューズを勧められるからね」

同じインタヴューの中で、トム・ヨークはビリー・アイリッシュに賛辞を寄せており、彼女について次のように語っている。「ビリー・アイリッシュのことは好きだよ。自分の好きなことをやっていると思うしね。誰も彼女に指図するべきではないね」

トム・ヨークは娘と共にビリー・アイリッシュのライヴを観に行ったとして、公演中にサム・スミスが自身の後ろに座っていたことを明かしている。

「あれはいい時間だったね」とトム・ヨークはビリー・アイリッシュのライヴを観に行った時のことについて語っている。「座って観ていたんだけどさ、僕らがやらなかったジェームズ・ボンドの映画の曲をやった彼の名前は何と言ったっけ? その彼が後ろに座っていて、僕は娘や娘の友達、僕のガールフレンドと一緒に座っていたんだけど、みんなが突然『サムよ!』って言い出してね。僕としては『勘弁してくれよ』って感じだったんだ」

サム・スミスは2016年、インタヴューでトム・ヨークのことを知らないような素振りを見せていたことが話題になっており、トム・ヨークの今回の発言はサム・スミスの当時の発言を踏まえたものになっている可能性が高いと言える。

一方、トム・ヨークは先日「Beats 1」のゼイン・ロウの番組に出演して、レディオヘッドとしての創作活動について次のように語っている。「アイディアなんかを探している時っていうのは、分からないけど、子供がレゴで遊んでいるようなものなんだ」

「よくやっていたのは、いくつかのコードを弾いてみて、そこになんとか声を乗せてみて、周りの連中に送ってみるんだ。それで、みんながそこに何かを見出して、『これはいいね。よかったよ。取り組んでみるかい?』っていうことを言ってくれるんだ。その時に初めて、別の方法でそれに取り組む許可をもらえたような気分になるんだよ。誰かに音楽をつけてもらった後で、マイクを持つっていうね。基本的にはそういうやり方だよ」

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