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マイケル・ジャクソンはドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』で彼からの性的虐待を告発している2人の男性に対してファンの一団が訴訟を起こしたことが明らかになっている。

アメリカのHBOやイギリスのチャンネル4で放送されたマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』は、幼少期にマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたと主張するウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックの2人の男性の証言に焦点を当てたもので、マイケル・ジャクソンの家族は彼に向けられたいかなる疑いも否定している。

ロイター通信によれば、ファン・グループの「マイケル・ジャクソン・コミュニティ」や「MJストリート」、「オン・ザ・ライン」らからなる一団はウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックに対してフランスの裁判所に名誉毀損の訴訟を起こしたという。フランスの法律では亡くなった人物に対しても名誉毀損が適用されることで知られている。

原告グループはウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックに対してマイケル・ジャクソンの「イメージ」に傷をつけたとして、象徴として「1ユーロ」の賠償金の支払いを求めているという。

原告グループの弁護士を務めるエマニュエル・リュドはロイター通信に次のように語っている。「フランスでは亡くなった方の名誉を傷つけることも許されません。道徳的な毀損や、精神的な毀損がそれに当たります。もし毀損されているのだとしたら、償われなければなりません。単純な話です」

また、エマニュエル・リュドはマイケル・ジャクソンに向けられている疑惑について「集団リンチ」のようなものだと主張している。

今年3月にマイケル・ジャクソンの無実を訴えるポスターを作成した制作者は先月、 マイケル・ジャクソンが2009年6月25日に亡くなってから今年で10年を迎えたことを記念してアメリカやヨーロッパに新たな広告を掲出している。

広告を制作した「MJInnocent.com」はサイトで次のように述べている。「今日は2019年6月23日の日曜日。ここUKでは夜になっています。およそ24時間後には、マイケル・ジャクソンが亡くなってから10周年を迎えることになります。マイケル・ジャクソンのことを多くの方々に思い出してもらい、祝福してもらえるよう、『MJInnocent.com』は昼夜を問わずここ数日間取り組んできました」

「6月25日にUKやオランダ、アイルランドにマイケル・ジャクソンの公式の記念写真を使った広告を出現させ、このような時に世界各国のファン・コミュニティの方々へ参加を呼びかけることができることを誇りを持って発表します」

一方、先週末にグラストンベリー・フェスティバルに出演するジャネット・ジャクソンは現地時間6月23日、取り沙汰されている性的虐待容疑にかかわらず、兄であるマイケル・ジャクソンの偉大さは「続いていく」と語っている。

『サンデー・タイムズ』紙とのインタヴューの中でジャネット・ジャクソンは次のように語っている。「大人が彼の音楽を聴いているときに子供たちが彼の真似をしているのを見るのが好きだわ」

「私の家族が世界中に与えたインパクトを教えられるのよね。決して傲慢に聞こえないようにと願っているんだけど——ありのままを言っているの。すべては神の采配というわけね。私はただそれに感謝をするだけよ」

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