キッスのジーン・シモンズはフェアウェル・ツアーが終わった後もバンドの遺産は続いていくと語っている。
キッスは今年1月より「エンド・オブ・ザ・ロード」と題したフェアウェル・ツアーを開始しており、全44公演に及ぶ北米での日程を経て、5月下旬から7月にかけてはヨーロッパ、8月から9月にかけてはふたたび北米を回る予定となっている。
ジーン・シモンズは『ノーザン・エコー』紙のインタヴューに応じて、キッスとしての最後の公演を終えた後はどうなるのかという質問に答えている。
「素晴らしいのはキッスが別の形で続いていくということでね」とジーン・シモンズは語っている。「それはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロかもしれないし、デイヴ・グロールやナイン・インチ・ネイルズ、メタリカ、もっと多くの人々かもしれない。(遺産とは)参照されることなんだよ。何が参照されるかというと、ステージに上がったなら、より多くのものを届けなきゃいけないということなんだ」
「自分たちが世界最高のソングライターだとか、世界最高のシンガーだって言うわけじゃないけど、注目を集めたということが俺たちの遺産になるんじゃないかな」とジーン・シモンズは続けている。「俺たちが登場して以来、ただステージに上がってアコースティック・ギターを弾くだけでは不十分になったわけでさ。俺たちはお金に見合うだけの興奮を人々に提供する。舌を突き出したり、火を吹いたりまでする必要はないかもしれないけど、でも少なくとも目と耳に届くショウをやらなければならないわけでね」
「俺たちの遺産というのは注目を集めたということなんだよ。ポール・マッカートニーがステージで炎や火花を使っているのを見たり、他の人たちがそういうことをしているのを見るかもしれないけど、どれもある場所から生まれているわけでね。俺たちはステージで見たことのないバンドを結成することを決意した、ニューヨークのストリート育ちの馬鹿な4人組だったんだ」
ジーン・シモンズは次のように続けている。「キッスが終わることはない。俺たちの遺産はこれから続いていくすべてのバンドに受け継がれていくよ。なんて素晴らしい遺産だろうね」
「キッスはラスベガスのショウとして続いていくかもしれないし、映画やアニメ、あらゆる形態で続いていくかもしれない。どれだけ想像をめぐらせても、これがキッスの最後にならないことは確かだけど、次に何が起きるのかはツアーが終わってからのお楽しみだよ」
キッスは「エンド・オブ・ザ・ロード」ツアーの最初となる北米での44公演で60億円以上の売り上げを記録したことが明らかになっている。
米『ビルボード』誌によれば、キッスは同ツアーでの最初の北米ツアーとなる44公演で51万8395枚のチケットを売り上げ、5870万ドル(約64億円)の売り上げを記録したという。
キッスは最後となる来日公演が12月に行われることが決定している。
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