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ロバート・プラントはレッド・ツェッペリンについてトリオのバンドと1人のウェディング・シンガーだと語っている。

ロバート・プラントは自身のポッドキャスト「ディギング・ディープ:ザ・ロバート・プラント・ポッドキャスト」の最新エピソードの中で、1976年にリリースしたアルバム『プレゼンス』に収録された“Achilles Last Stand”について語っている。

ロバート・プラントは1975年に家族と共に交通事故に遭って大怪我を負ったことで知られており、『プレゼンス』はその治療期間の間に制作されている。

「レッド・ツェッペリンがトリオで、その前でウェディング・シンガーがお高くとまっているって考えてみてくれよ」とロバート・プラントは語っている。「僕としてはいい貢献ができないかと熱意を注いでみたけど、実際のところ彼らは素晴らしかったからね……『プレゼンス』は最も聴きやすいアルバムではないかもしれないけど、この曲における相互作用だったり、3人の音楽的な交わり方は尋常じゃないよ」

ロバート・プラントは「足も腕もよくない状態」でホテルで寝そべっていた当時を振り返り、その現実逃避として歌詞を書いていたことを明かしている。「“Achilles Last Stand”は苦しかった時期に書いたものだよ……そういうものでありながら、そこには別の時間軸も含まれているんだ」と彼は語っている。「自由や逃避行のことから書き始めて、楽曲を通して歌われているのは、ご褒美と呼べるような場所に行きたいという願いなんだ……それというのは、(アフリカ北部の)アトラス山脈へ行くことだったり、モロッコへ行くことなんだけどね」

ロバート・プラントはアフリカ北部への初めての旅行は「これまでで最も素晴らしい体験」だったと振り返り、「美しさや不条理さにますますのめり込むことになった」と語っている。

ロバート・プラントは事故で負った怪我からの回復期間について次のように振り返っている。「地獄のような時間だったよ。当時は人生におけるとても大切な時期で、すべてを稼働させなければいけない時期だったからね。僕と(当時の)妻の間には二人の子供もいたんだ。数ヶ月の間は、家族もバラバラになっていたよ。(事故が起きる前のように)仲を改善するのはとても難しいことだった」

ロバート・プラントは先日、1996年2月以来、23年以上ぶりにレッド・ツェッペリンの“Immigrant Song”を演奏している。

ロバート・プラントは6月23日にアイスランドで行われたシークレット・ソルスティス・フェスティバルに出演し、その日の最後に“Immigrant Song”を演奏している。「レッド・ツェッペリン・ニュース」によると、ロバート・プラントが“Immigrant Song”を演奏したのはジミー・ペイジ&ロバート・プラントの公演で1996年2月に東京で演奏して以来だという。

この日、”Immigrant Song”を演奏したのは歌詞に「氷と雪の大地」とあるように、”Immigrant Song”自体が1970年にレッド・ツェッペリンでアイスランドを訪問したことにインスピレーションを受けた曲であることが影響していると見られている。

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