ケミカル・ブラザーズのエド・シモンズはグラストンベリー・フェスティバルの会場で配布されるフリー・ペーパーに亡くなったザ・プロディジーのキース・フリントへの追悼文を寄稿している。
キース・フリントは今年の3月4日にエセックスの自宅で亡くなっている。享年49歳だった。グラストンベリー・フェスティバルの主催者であるエミリー・イーヴィスはキース・フリントの訃報を受け、ザ・プロディジーが今年のグラストンベリー・フェスティバルに出演予定だったことを明かしている。
キース・フリントの死をめぐっては、バンドメイトのリアム・ハウレットが彼は「自ら命を断った」としている一方で、今年5月に行われた検視法廷では死因不明とする評決が下されている。
1990年代にザ・プロディジーと共にUKのエレクトロニック・ミュージック・シーンを牽引していたケミカル・ブラザーズのエド・シモンズは今回、グラストンベリー・フェスティバルの会場で現地時間6月27日から配布されているフリー・ペーパー『グラストンベリー・フリー・プレス』にキース・フリントへの追悼文を寄せている。
エド・シモンズは追悼文の中で、キャリアの初期にフェスティバルで頻繁にザ・プロディジーと一緒になっていた当時、キース・フリントとリアム・ハウレットにいかに面倒を見てもらっていたかについて記しているほか、1997年にグラストンベリー・フェスティバルで観たザ・プロディジーのステージには「驚愕した」と述べている。
エド・シモンズはかつてロンドンで行ったケミカル・ブラザーズの公演にキース・フリントが飛び入りで参加した時のことについても言及しており、彼がいかにステージで踊り回り、観客を熱狂させていたかを振り返っている。
エド・シモンズは追悼文の最後を次のような文章で締めくくっている。「起きてしまったことはとても悲しいけど、いかに多くの人々から愛されていたのか、いかに多くの人々に喜びを与えていたのかを彼が知っていてくれていることを願っているよ」とエド・シモンズは述べている。「彼の友人やご家族に、愛と敬意を送ります」
エド・シモンズの追悼文はこちらから。
Issue One also includes this lovely piece from The Chemical Brothers' Ed Simons about the brilliance of Keith Flint, together with an awesome Pete Fowler illustration https://t.co/xVgcYCC3gv
(NB: The date typo in the print edition has been fixed for the digital one) pic.twitter.com/hoOhRugP5C
— Glastonbury Festival (@GlastoFest) June 27, 2019
ケミカル・ブラザーズは現地時間6月29日にグラストンベリー・フェスティバルのアザー・ステージでヘッドライナーを務める予定となっているほか、フジロックフェスティバル ’19に出演することも決定している。
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