アメリカのラッパーであるワーレイは、フランク・オーシャンやサム・スミスが成功したのは、才能と同じくらい、彼らのセクシュアリティが関係しているとほのめかしている。
ミーク・ミルとともにリック・ロス率いるメイバック・ミュージック・グループに所属するワーレイは、最近のインタヴューの中で、音楽業界における同性愛の問題についての質問を受けている。
ラジオ番組「The Breakfast Club」の中で司会のアンジェラ・イーは、ワーレイに、ゲイのラッパーは成功すると思うかと尋ねている。これに対しワーレイは、成功する可能性があるだけではなく、この問題を称賛しがちになっている今の世の中では、不公平なアドヴァンテージを得られる可能性もあると語っている。
「こんなことを言ったら世間から責められるかもしれないけど、でもゲイであることは、今この国においてアドヴァンテージになるんだ。これが事実さ」と、ワーレイは述べている。
彼は続けて、次のように話している。「ゲイなら、グラミー賞だってもらえる。ネタになるし、ツイッターでジョークだって言うだろう……。3年以内には、ゲイでもないヤツが『これが最後の手段なんだ』とか言って、ゲイとして出てくるかもしれない。でも、俺もイケてるゲイのラッパーとなら契約するかな」
ワーレイは続けて、2012年にアルバム『チャンネル・オレンジ』をリリースする前に、同性の相手と関係のあった過去を打ち明けたフランク・オーシャンと、ゲイであることをオープンにしているサム・スミスについて言及している。ワーレイは、フランク・オーシャンは彼のセクシュアリティのお陰で「月まで後押しされた」と表現した。「あいつはグラミー賞とかいろいろもらってるだろ……みんなヒーローだと思ってるんだよ、パイオニアだってな」
一方で、サム・スミスについては「十分に才能がある」と述べながらも、「同じくらいのレベルのヤツらはたくさんいるだろう。悪い傾向が重なってるんだと思う。今はゲイと白人が月まで後押しされるんだ」と語っている。
「The Breakfast Club」でのフル・インタヴューは、こちらから。
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