アラン・マッギーの伝記映画『クリエイション・ストーリーズ(原題)』は最初のメイキング写真が公開されている。
映画『クリエイション・ストーリーズ』は同名のアラン・マッギーの自伝をもとにアーヴィン・ウェルシュとディーン・キャバナが脚本を手がけたものとなっている。本作は映画『トレインスポッティング』で知られるダニー・ボイルが本作のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めるほか、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で知られるニック・モランが監督を務めることが発表されている。
アラン・マッギーは1983年にクリエイション・レコーズを設立しており、以来、1999年に倒産するまでオアシスやプライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどのアーティストを輩出している。また、最近はマネージメント業にも乗り出しており、ジーザス&メリー・チェインやハッピー・マンデーズらのマネージメントを担当している。
今回、映画『クリエイション・ストーリーズ』より最初のメイキング写真が公開され、ユエン・ブレムナー演じるアラン・マッギーの写真やセットで指示を出す監督のニック・モランの写真が公開されている。
公開された写真はこちらから。
また、『クリエイション・ストーリーズ』は現地時間6月25日に本作に出演する新たなキャスト陣も合わせて発表されており、ジェイソン・アイザックスやエド・バーン、ポール・キー、ペリー・ベンソン、トーマス・ターグース、スティーヴン・バーコフ、ラフス・ジョーンズ、メル・レイドの出演が新たに発表されている。
今回新たに発表されたキャスト陣は、既に出演が発表されていたスキ・ウォーターハウスやレオ・フラナガンらに加わることとなる。
「『トレインスポッティング』がクリエイションを手がけるようなものだね。コンセプトを理解してもらえればさ」とアラン・マッギーは今年4月に『NME』に語っている。「ソニーの2人の重役が盛大にやり合っているのを僕が見ているというシーンがあるんだけどね。すごく面白いものになると思うよ」
1990年代の音楽業界を描いた小説『キル・ユア・フレンズ』を基にした映画『マッド・ドライヴ』で描かれているような当時の騒乱も見ることができるのかと訊かれると、アラン・マッギーは次のように答えている。「(『キル・ユア・フレンズ』の著者である)ジョン・ニヴェンは本当に才能があると思うよ。彼は彼自身のものを作り上げたわけだけど、僕の本は内容のほとんどが実際に起きたことだからね。映画はまさにそのアーヴィン版という感じなんだ」
「僕と父親が夕日に向かって歩いているシーンがあるんだけど、父親とは30年話していないわけでね。だから、それほど現実に忠実なものではないんだ」
彼は次のように続けている。「僕はダニー(・ボイル)やニック(・モラン)と何年にもわたって仕事ができていることを幸運に思っているし、このプロジェクトに2人やユエンに参加してもらえるというのは宝くじが当たったような気分だね」
アラン・マッギーは昨年、7インチ盤とストリーミング・サービスでの流通を専門としたレコーディング・レーベルとなるクリエイション23を設立して音楽業界に復帰を果たしている。アラン・マッギーはレーベルを設立した理由について次のように語っている。「新しいギター・ミュージックは素晴らしくて、僕はまた駆り立てられてしまったんだ」
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