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アリス・クーパーはジミ・ヘンドリックスにまつわる新たな逸話を明かし、ジミ・ヘンドリックスはもう一度“Foxy Lady”を弾かなければならないとしたら「気が狂ってしまう」と語っていたという。

オクラホマ・シティのズー・アンフィシアターでの公演に先がけてキャットFMに出演したアリス・クーパーは様々な話題について話すなかで、ライヴでファンに人気の曲を何度も演奏することについてジミ・ヘンドリックスと会話を交わし、彼はそうしたことが好きではなかったと語っている。

「ジミ・ヘンドリックスと話してた時、ジミが『おい、もしあと一度でも”Foxy Lady”を弾かなきゃならないとしたら、俺は気が狂っちまうよ』と言ったんだ」とアリス・クーパーは、人々が見たいと思う公演と新しいことを取り入れた公演のバランスをどう取っているのかと訊かれた際に明らかにしている。「それで、俺は腰を据えて、こう答えたんだ。『もし俺が観客で”Foxy Lady”を演奏しなかったなら、マジで騙されたと思うだろね』ってね」

アリス・クーパーはデヴィッド・ボウイと似たような会話をした時のことを振り返っている。「そういや(デヴィッド・)ボウイも俺にこう言ってたんだ。『ツアー全体を通じてヒット曲はどれもやらないんだ』って。ね俺は『ワオ——それじゃ彼らは君を憎むだろうな』って言ってやったよ」

「俺はいつだってヒット曲をやってきた。俺はいつもこう考えてきたんだ。『ヒット曲をやれ、それもまるでレコードそっくりにな』ってね。それから、俺たちがステージ・ヒットと呼ぶような曲を加えるんだ——“Feed My Frankenstein”、”[The Ballad Of] Dwight Fry”なんかがそうだね。というのも、シアトリカルな曲だからね。それで時々、誰も予想してなかったような曲を放り込むんだ」

彼は次のように続けている。「本当のファンを見分けることができるのは、“Roses On White Lace”みたいな曲を唐突にやったときだけなんだよ。『なんてことだ。この曲を聴けるなんて思ったなかった』ってなってね。だけど、アリス・クーパーのファンだったのなら、曲を知っているんだ」

一方、アリス・クーパーも参加しているハリウッド・ヴァンパイアーズはジョニー・デップをリード・ヴォーカルに新たなデヴィッド・ボウイの”Heroes”のカヴァーを公開している。

アリス・クーパーやエアロスミスのジョー・ペリーが参加しているハリウッド・ヴァンパイアーズは、今回のカヴァーを1977年にデヴィッド・ボウイがオリジナルをレコーディングしたベルリンのハンザ・スタジオでレコーディングしている。

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