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ナイン・インチ・ネイルズはドラマ『ブラック・ミラー』の新シーズンに楽曲が使われたことで、YouTubeでの再生回数が急上昇している。

ディストピアを描いたSF作品である『ブラック・ミラー』はネットフリックスで6月5日より第5シーズンがスタートしている。「アシュリー・トゥー」と題された第3話では、マイリー・サイラスが架空のポップ・スター、アシュリー・オーを演じている。劇中で彼女が披露する楽曲には、“Head Like A Hole”をポップにアレンジした“On A Roll”など、ナイン・インチ・ネイルズの曲をアップビートにリワークした様々な音源が使用されている。

第3話がネットフリックスで公開されて以降、“Head Like A Hole”のYouTubeでの再生回数は1日あたり平均して4万回増加しているという。これは2018年の1日の平均再生回数の約3倍に相当している。

アシュリー・オー名義でナイン・インチ・ネイルズの“Head Like A Hole”をアレンジした“On A Roll”の音源と映像も正式に公開されている。

また『ブラック・ミラー』制作者のチャーリー・ブルッカーは先日、楽曲をリワークするのにトレント・レズナーの許可も取らなければならなかったことを説明している。「彼が脚本を見たいと言ったから、僕は歌詞を陽気に書き直したんだ」とチャーリー・ブルッカーは語っている。「僕は世界で最高の作詞家なんかじゃないからね。オリジナルでは『You’re going to get what you deserve(君は自分に値するものを手に入れる)』というところを『I’m stoked on ambition and verve(やる気や活気にはうんざりしている)』と歌っているんだ」

『NME』は「アシュリー・トゥー」のエピソードについて次のように評している。「このエピソードの肝は、すでにポップの世界で起きている事象に光を当て、それをサイエンス・フィクションとして提示していることにある。倫理的な問題や人間の汚らわしさが一つにまとまり、子供も楽しめる笑いに満ちた陽気な作品になっている」

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