スリップノットの新たなマスクのデザインを手がけたメイクアップ・アーティストであるトム・サヴィーニはフロントマンであるコリィ・テイラーのマスクに寄せられているファンからの否定的な意見に言及している。
トム・サヴィーニは『リヴォルヴァー』誌によるインタヴューに応じて、最新シングル“Unsainted”のミュージック・ビデオが公開された際にファンからマスクについて寄せられた批判を振り返っている。
「当初は否定的な反応ばかりだったよ」とトム・サヴィーニは語っている。「ファンたちの反応は、『サヴィーニだって? 俺の妹のほうがマシな作品を作れたよ』っていう具合でね。彼らの顔に牛乳パックを括り付けた写真を並べて投稿して、『これでよし!』って投稿していた人もいた。とはいえ、マスクは最高の出来になっているわけでね」
「コリィはマスクの下にメイクをしているし、フードを着ていたりもしているわけでさ。マスクそのものもいいけど、彼がきちんと自分のものにしているんだ。彼がマスクをさらに際立たせてくれているんだよ」
一方、コリィ・テイラーは先日、マスクに寄せられている批判にインスタグラムのコメント欄で言及して、人々を苛立たせていることが気に入っているとしてマスクを変えるつもりはないと述べている。
トム・サヴィーニは『リヴォルヴァー』誌とのインタヴューでコリィ・テイラーとのコラボレーションが実現した経緯について訊かれると、次のように答えている。「妻と飛行機で昔の写真を見ていたら、2014年に彼女がコリィと撮った写真を見つけたんだよ」
「確か僕のアシスタントのジェイソン・ベイカーだったと思うんだけど、彼女が公演のバックステージで、コリィがマスクを必要としているということを聞き出してくれてね。それで確か、アシスタントが『ところで、私はトム・サヴィーニと仕事をしているのですが』っていうことを言ってくれたんだ。次に何が起きたのかというと、コリィ・テイラーが僕の家に来て、ネコたちと遊んでいたっていうね。その後で、僕らは彼の型を取ったんだよ」
トム・サヴィーニは特殊メイクアップアーティストとして数々のホラー映画の特殊メイクを手がけてきた人物で、映画『13日の金曜日』や『ドーン・オブ・ザ・デッド』、1980年版の『マニアック』などでの仕事で知られている。また、トム・サヴィーニは俳優としても多くの映画に出演しているほか、自ら監督も務めている。
一方、スリップノットは8月9日に通算6作目となるニュー・アルバム『ウィ・アー・ノット・ユア・カインド』をリリースされることが決定している。
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