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モトリー・クルーのトミー・リーはバンドの伝記映像作品『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』にコートニー・ラヴから寄せられた批判に反論している。

バンドと作家のニール・ストラウスによる同名の自伝に基づいて制作された『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』は3月22日よりネットフリックスで配信されている。

コートニー・ラヴは『インタヴュー・マガジン』誌による新たなインタヴューの中で、友人たちと一緒に『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』を観たことを明かしている。「『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』っていう、ネットフリックス史上最も馬鹿げた作品を観たわ」とコートニー・ラヴは語っている。「とてもくだらないと思ったし、女性たちを蔑むようなもので、本当に馬鹿げていると思った」

コートニー・ラヴは映画の内容について予測のしやすいものだったとして、次のシーンやセリフを推測することができたと語っている。「みんなで文句を言いながら観るのはとても楽しかった」とコートニー・ラヴは語っている。「ジャスミン茶を飲みながら観たの。みんなでロルフィング(というボディワーク)を受けながら観ていたんだけど、(トミー・リーを演じた)白人ラッパーのマシン・ガン・ケリーが登場した時には、みんなで冗談を言い合っていたわ。私が『オジー(・オズボーン)はいつ蟻を吸うんだろう?』って言うと、その2秒後にオジーが蟻を吸ったのよ。それから、ニッキー・シックスが出てきて『新しい彼女ができたんだ。優しいんだよ。素晴らしい子でね』って言った時に、『それから、彼女の名前はヘロインっていうんだ』って私が言うと、2秒後には彼が『彼女の名前はヘロインっていうんだ』って言ったの。やってやったわ!」

今回トミー・リーはコートニー・ラヴのコメントに反応を示して、次のようにツイートしている。「よう、コートニー。アンタの映画はいつ公開されるんだ?」とトミー・リーは投稿している。「ちょっと待てよ……絶対にないな!!!」

『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』には批評家からも同様に厳しい批評が多く寄せられており、『NME』は1つ星をつけたレヴューの中で同作について次のように評している。「原作を消毒したものになっているとはいえ、現代の繊細さからは余りにもかけ離れた、制作されたこと自体に驚きを覚えてしまう作品である……(ジェンダー・バイアスを測定する)ベクデル・テストを通過しなければいけないことは忘れよう。この作品はおそらく、基礎的な読み書きのテストすら通過できないのだから」

元モトリー・クルーのシンガーであるジョン・コラビは先日、『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』で自身に言及されていたことについて「驚きだった」と語っている。ジョン・コラビは個人的な問題でモトリー・クルーから解雇されたヴィンス・ニールの代役として1992年にバンドに加入し、1996年までモトリー・クルーでヴォーカルを務めている。

一方、コートニー・ラヴは先日、ホールの再結成について「まさに話し合っている」ことを明かしている。

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