現在「イノセンス+エクスペリエンス」ツアーをUKで続けているU2だが、10月26日にロンドンのO2アリーナで行われた公演にノエル・ギャラガーがゲストとして出演している。
ノエル・ギャラガーは2時間20分に及ぶライヴの最後で、アコースティック・ギターとヴォーカルで加わり、U2のヒット曲“I Still Haven’t Found What I’m Looking For”とザ・ビートルズの“All You Need Is Love”のカヴァーに参加している。
ボノは観客に次のように紹介している。「俺のヒーローの一人を連れてきたいんだ。バンドにとってのヒーローでもある人が次の曲を手助けしてくれるよ。歓迎してほしいんだ、ハイ・フライング・バーズの張本人、ノエル・ギャラガー!」
共演の模様はこちらから。
出演前にノエル・ギャラガーはVIPエリアでボブ・ゲルドフと話していたところが確認されている。
ライヴのなかでボノは客席から二人の兄弟をステージに上げ、二人にアコースティック・ギターを渡して“Angel Of Harlem”の演奏に参加させている。
デビュー・シングル“Out Of Control”、“Angel Of Harlem”、“I Still Haven’t Found What I’m Looking For”の3曲を除いては、O2アリーナでの初日の公演となった前日の公演とほぼ同様のセットリストを披露している。
ボノはライヴ全編を通してヨーロッパにおける難民危機に何度も言及し、“Bullet The Blue Sky”では巨大なLEDのスクリーンに難民の写真が映し出されている。
“Where The Streets Have No Name”の演奏前に、ボノは次のように語っている。「ヨーロッパは自らの心を開くのか、それとも慈悲への境界を閉めてしまうのか、どうしたいんだ? ホームと呼べる場所を自分が求めていることを僕は知っている」。また、さらに“Pride (In The Name Of Love)”の演奏中には次のように語っている。「和平を維持しているすぐ近くの島国のことを考えてくれ。アイルランドの和平の立役者のために歌ってほしいんだ。好きな場所にメッセージを送ろう。今夜、僕にとって、それはシリアなんだよ」
UKツアーの初日の公演では“City Of Blinding Lights”の演奏中に花道に男性の観客をステージに上げ、ファンとジャケットを交換したボノだったが、この日のショウの前半でも同様に“Mysterious Ways”の演奏中に女性をステージに上げている。
この日のセットリストは以下の通り。
‘The Miracle (Of Joey Ramone)’
‘Out Of Control’
‘Vertigo’
‘I Will Follow’
‘Iris (Hold Me Close)’
‘Cedarwood Road’
‘Song For Someone’
‘Sunday Bloody Sunday’
‘Raised By Wolves’
‘Until The End Of The World’
‘The Fly’
‘Invisible’
‘Even Better Than The Real Thing’
‘Mysterious Ways’
‘Desire’
‘Angel Of Harlem’
‘Every Breaking Wave’
‘October’
‘Bullet The Blue Sky’
‘Zooropa’
‘Where The Streets Have No Name’
‘Pride (In The Name Of Love)’
‘With Or Without You’
‘City Of Blinding Lights’
‘Beautiful Day’
‘Mother And Child Reunion’
‘I Still Haven’t Found What I’m Looking For’
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.