リアム・ギャラガーは昨年まで疎遠だった娘のモリー・ムーリッシュのために“Now That I’ve Found You”という曲を書いたことを明かしている。
モリー・ムーリッシュはリアム・ギャラガーと元キル・シティのシンガーであるリサ・ムーリッシュとの間に生まれている。リアム・ギャラガーは2017年に、当時20歳の娘とは一度も会ったことがないと明かしていた。しかしながら、リアムは2018年5月に息子のジーン・ギャラガーとレノン・ギャラガーと娘のモリーと共に写った写真を公開して、彼女に初めて会ったことを明かしている。
以来、リアム・ギャラガーとモリー・ムーリッシュは近しい間柄にあり、2人の関係性はリアム・ギャラガーの新たなドキュメンタリー作品『アズ・イット・ワズ』でも言及されている。
今回、新たなインタヴューの中でリアム・ギャラガーは来たるニュー・アルバム『ホワイ・ミー?・ホワイ・ノット』が今年の9月にリリースされることを明かして、新作に収録されるというモリー・ムーリッシュのために書いた楽曲や、「ヘヴィ」な楽曲について言及している。
「“Shockwave”のような曲がもう何曲かあるんだ」とリアム・ギャラガーはイギリスのラジオ局「ラジオX」のクリス・モイルズの番組に出演して語っている。「“A River”という曲があって、まさに野獣のような曲なんだ。あまりにヘヴィだから、ラジオじゃかからないと思うけどな。けど、もし流したい人がいたら、流してほしいね。そういう曲なんだ」
「ヘヴィなんだよ。まさにな。どのくらいヘヴィかっていうと、ブルドーザーみたいな感じだよ。それよりもヘヴィだ。それから“Once”っていう曲もあって、どちらかというとピンク・フロイドやボウイのようなバラードの曲で、壮大なんだ。それからもう何曲か……娘のモリーのために書いた“Now That I’ve Found You”っていう曲もあるよ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「娘は行方不明になっていたわけでも、タリバンに誘拐されていたわけでもないけどさ。『ようやく俺の人生に加わった』っていう気持ちなんだ。クールな曲だよ。悪くないと思う」
リアム・ギャラガーのドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』の制作陣は先週、作品の中でビーディ・アイの終焉という「挫折」とそれに続く「道のり」にどう光を当てたのかについて語っている。
「リアムについてはみんなが知らない物語がたくさんあると思うんだ」と共同監督のギャヴィン・フィッツジェラルドは『NME』にワールド・プレミアのレッド・カーペットで語っている。「リアムが名声を得るまでやオアシスが解散する時のこと、その後起こったたくさんのことなんかについてはみんな知っているだろうけど、リアムがビーディ・アイをやってた時のことは忘れていると思うんだ」
「ビーディ・アイを解散した時、リアムにとって人生で初めての挫折だったと思うんだよね。彼は4年音楽から離れて、つらい時期を過ごすことになった。リアムにとって復帰して、今あるような状態までもってくるにはかなりの勇気が必要だったんだよ」
『アズ・イット・ワズ』は現在UKの映画館で上映されているほか、6月10日にDVD/ブルーレイとして発売されている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.