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マイリー・サイラスはドラマ『ブラック・ミラー』の新シーズンで歌っているナイン・インチ・ネイルズの“Head Like A Hole”をリワークしたフル音源がリリースされることを明かしている。

ディストピアを描いたSF作品である『ブラック・ミラー』はネットフリックスで6月5日より第5シーズンがスタートしている。「アシュリー・トゥー」と題された第3話で、マイリー・サイラスはファンの執着の標的となる10代のポップ・アイドル、アシュリー・Oを演じている。

「アシュリー・トゥー」ではナイン・インチ・ネイルズの楽曲をアップビートなポップ・ソングにリワークした様々な音源が使用されている。エピソードの最後では、マイリー・サイラス演じるアシュリー・Oがオリジナル版により忠実な“Head Like A Hole”のリワーク音源を歌っている。

マイリー・サイラスはツイッターで「『ブラック・ミラー』で歌われているアシュリー・Oの曲はリリースされるのか」という投稿に反応を示し、次のようにツイートしている。「心配しないで。彼女はやってくる(SHE IS COMING)わ」とマイリー・サイラスは自身の最新EP『シー・イズ・カミング』に言及しながらツイートしている。

一方、ナイン・インチ・ネイルズは『ブラック・ミラー』の新シーズンで自身の楽曲をマイリー・サイラスが歌ったことを受けて、『ブラック・ミラー』仕様のTシャツを販売している。黒のTシャツはマイリー・サイラスによる“Head Like A Hole”にオマージュを捧げたもので、「Head like a hole! I’m on a roll! Riding so high! Achievin’ my goals!」というフレーズがピンクとブルーで描かれており、背中にはナイン・インチ・ネイルズというバンド名と『ブラック・ミラー』のロゴがプリントされている。

制作者のチャーリー・ブルッカーはナイン・インチ・ネイルズと『ブラック・ミラー』のコラボレーションについて、楽曲をリワークするのにトレント・レズナーの許可も取らなければならなかったと説明している。「彼が脚本を見たいと言ったから、僕は歌詞を陽気に書き直したんだ」とチャーリー・ブルッカーは語っている。「僕は世界で最高の作詞家なんかじゃないからね。オリジナルでは『You’re going to get what you deserve(君は自分に値するものを手に入れる)』というところを『I’m stoked on ambition and verve(やる気や活気にはうんざりしている)』と歌っているんだ」

『NME』は「アシュリー・トゥー」のエピソードについて次のように評している。「このエピソードの肝は、すでにポップの世界で起きている事象に光を当て、それをサイエンス・フィクションとして提示していることにある。倫理的な問題や人間の汚らわしさが一つにまとまり、子供も楽しめる笑いに満ちた陽気な作品になっている」

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