アップルはiTunesを廃止して、3つのアプリに機能が受け継がれることが明らかになっている。
iTunesは2001年に発表されて以来、最も影響力のあるサービスの一つとして音楽の消費のされ方について大きな変化をもたらしてきた。
しかしながら、アップルは今回、iTunesが「ミュージック」、「TV」、「ポッドキャスト」と名付けられた3つのアプリに分割されることを発表している。3つのアプリはiPhoneやiPadで類似したサービスが提供されるものと見られており、一方、ウィンドウズ版のiTunesは今後も存続すると見られている。
アップルのスポークスマンによれば、iTunesでこれまでに購入したアイテムについては今後もマック製のデバイス上で利用することができるという。
ITunes is ending tomorrow #EndofItunes pic.twitter.com/BQqqT7ZSS6
— Ultra (@IamUltralive) June 3, 2019
「ミュージック」や「ポッドキャスト」のアプリは今後、ユーザーのそれぞれの傾向に合わせたコンテンツが提供されるものになると見られているほか、「TV」のアプリではHBOやショウタイムといったアメリカの人気テレビ局製作のコンテンツのほか、アップルのオリジナル・コンテンツなどが提供されるようになると見られている。
アップルでソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長を務めるクレイグ・フェデリギは現地時間6月3日、アップルが開発者向けに行っているWWDCに登壇して次のように語っている。「iTunesは今後、1つのアプリではなく3つのアプリとなります」
今年のWWDCではiPhoneやiPad用の新たなOS「iOS 13」も発表されており、画面を黒い色調に変更して少ない光量でデバイスを使用できる「ダークモード」などが新たに搭載されることが発表されている。
アップルは今年3月、「アップル TV+」と題された新たなサービスを今秋に公開することを発表しており、J・J・ エイブラムスやスティーヴン・スピルバーグらが手がけるオリジナル・コンテンツなどが配信されることが明らかになっている。
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