ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはグレタ・ヴァン・フリートに改めて賛辞を寄せて、今のシーンにも「新しい波は来ている」と語っている。
スラッシュは『ギター・インタラクティヴ』誌のインタヴューに応じて「グレタ・ヴァン・フリートについて思うところはあるか」という質問に答えている。
「みんなからいつも訊かれるんだけどさ、特にないんだ」とスラッシュは語っている。「彼らの音楽を聴いているとは言えないんだけど、彼らが純粋な場所から誕生しているっていうのは嬉しいよね。俺が聴いた彼らの音楽はレッド・ツェッペリンをとても彷彿とさせるものだったし、彼らがいかにそういう音楽で育ってきたかについての話も聞いたことがあるしね。素晴らしいよ」
「次のアルバムを出す時には、彼らがそういうところから離れて、自分たちのバンドを確立できるかが分かるだろうね。けど、彼らの成功は同時に、他のキッズたちへの門戸を開いてくれることにもなったんだ」
スラッシュは現在のロック・シーンについても言及しており、「新しい波は来ている」とした上で次のように語っている。「それほど多くのことは言えないんだけどさ。俺は自分のことに取り組んでいるし、今起きていることだったり、他の人たちが取り組んでいることは端のほうで見ているだけだからね」とスラッシュは語っている。
「正直に言うと、俺が聴いているアルバムのほとんどは昔から知っているバンドたちが出しているものなんだ。アリス・イン・チェインズの新作だったり、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジやフー・ファイターズとか、そういう人たちのね」と彼は続けている。「けど、水面下ではキッズたちの間で起きていることもあるわけでね。コードを5つ覚えるよりも前に有名人になってしまうようなものではなく、ロックンロールと呼ぶに相応しいものがさ。根性のあるものに対する、正真正銘のアティテュードや渇望を感じるよ」
スラッシュのインタヴューはこちらから。
スラッシュは以前にもグレタ・ヴァン・フリートに賛辞を送っており、次のように語っている。「明らかに、グレタ・ヴァン・フリートはものすごくよくやっているよね。みんなの耳をひきつけて、『おお、すごい!』ってことになっているわけだからね。今は若いティーンエイジのロックンロール・バンドと契約しようとしている人もいるんだ。それはすごく興味深いよ。リアルタイムで起きていることだけを見れば、永遠に続くかのように本当に退屈で、よくないけどさ。でも、気にも留めてなかったところから、突然、『なんてことだ! 何かが変わった』なんてことが起こるんだ。ロックンロールのビジネスにおいては、そうした満ち引きというのが常にあるものなんだ」
スラッシュはマイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズと共に昨年の9月に最新作『 リヴィング・ザ・ドリーム』をリリースしている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.