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ボブ・ディランはマーティン・スコセッシが手掛けた「ローリング・サンダー・レヴュー」ツアーを追ったドキュメンタリーの第1弾トレイラー映像が公開されている。

『ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説』と題された本作は「一部はドキュメンタリー、一部はコンサート・フィルム、一部は熱にうかされた夢」と称されており、6月12日よりネットフリックスで配信される。

「ローリング・サンダー・レヴュー」ツアーは1975年から1976年にかけてジョーン・バエズやTボーン・バーネット、ミック・ロンソンらを迎えて行われている。本作には10年ぶりにカメラの前でインタヴューに答えたボブ・ディランの映像が盛り込まれるほか、「何十年も見過ごされてきた」映像が修復されて収録されている。

ジョーン・バエズ、ルービン・“ハリケーン”・カーター、サム・シェパード、アレン・ギンズバーグらのインタヴューも使われており、「1975年のアメリカにおける複雑な状況や、ボブ・ディランが同年の秋に演奏した喜びに満ちた音楽」を描いた作品になるという。

また、ドキュメンタリー作品に合わせて6月に『ザ・ローリング・サンダー・レヴュー:ザ・1975・ライヴ・レコーディングス』と題されたCD14枚入りのボックスセットがリリースされることも発表されている。

一方、ボブ・ディランは先日、ナッシュヴィルにライヴ会場と蒸留酒製造所を合わせた施設をオープンさせることを発表している。

ノーベル文学賞も受賞しているボブ・ディランは昨年、自身のウイスキー・ブランド「ヘヴンズ・ドア」を発表しており、今回の施設もブランド名と同じ名前がつけられている。

ヘヴンズ・ドア・ディスティラリー・アンド・センター・フォー・ジ・アーツは2020年秋にナッシュヴィルのダウンタウンとなるフィフス・アヴェニュー616にオープンする予定になっている。AP通信によれば、施設はウイスキー・ライブラリー、レストラン、360人収容のパフォーマンス・スペースを備えたものになるという。

施設にはボブ・ディランの絵画や金工彫刻も展示される予定で、ボブ・ディランの通算9作目となるアルバム『ナッシュヴィル・スカイライン』の50周年を記念したものになると発表されている。

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