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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマンであるオリヴァー・サイクスはヘッドライナーとして出演したロンドンのオール・ポインツ・イースト・フェスティバルのステージでロックはまだ死んではいないと涙ながらに語っている。

オリヴァー・サイクスは今年1月に応じた『NME』とのインタヴューの中で、ロック・ミュージックの現状やその信憑性に言及しながら、自分たちがいかにロック・シーンとの繋がりを感じていないかについて語っていた。

「音楽を聴いている人たちの中には、リストカットをしているような人たちや、鬱病を抱えている人たちもいる。だからこそ、そういう人たちに媚びへつらっているようなアーティストもいるんだ」とオリヴァー・サイクスは今年1月に語っている。「そんなの本物じゃないよね。感情というのは色彩と同じで、ありとあらゆる種類が存在していると思うんだ。何も、怒りだけが感情ではないわけでさ。ギターとスクリームだけで、それをどうやって表現すればいいのさ? 他のものにも目を向ける必要があるんだよ」

「ギターはメインの楽器であるべきじゃない。テクスチャーとして存在すべきなんだ。ギターが入っているか入っていないかは問題じゃないんだよ。もし君が、ギターが入っているかいないかは重要だっていうことを言うのだとしたら、俺は君を変だなと見なすよ。『何で?』っていうね」

彼は次のように続けている。「これだから、俺たちはロック・シーンとの繋がりを感じられないんだ。ここ30年、ロックのシーンにアイコンなんていないんだからさ」

「言ってること分かるかい? 最後の偉大なアイコンは誰だと思う?」とオリヴァー・サイクスは問いかけている。「メタリカやブラック・サバスだよ。ヘッドライナーを張れるようなバンドは、20年前に出て来たようなバンドばかりだ。ロックは何十年もレジェンドを生み出せていないんだよ。他のあらゆるジャンルは生み出してきたのにさ」

しかしながら、オリヴァー・サイクスはどうやら考えを改めたようで、現地時間5月31日に出演したオール・ポインツ・イースト・フェスティバルのステージで「ロックは生きている」と涙ながらに語っている。

「数ヶ月前、俺はロックをくだらないものだと言った。このフェスティバルは、俺が間違っていたことを証明することになったよ。俺は一体何を言っていたのだろう。ロックは生きているんだよ」とオリヴァー・サイクスはロンドンのヴィクトリア・パークのオーディエンスに向けて語りかけ、続けて“Sleepwalking”をアコースティックでパフォーマンスしている。

ファンの一人は「正直、“Sleepwalking”をアコースティックで披露する前にオリヴァー・サイクスがステージで涙を流していたことは、これからの私の人生にずっとついて回ることになるわ」と当該のシーンについてツイートしている。

アコースティックで披露された“Sleepwalking”のパフォーマンスはこちらから。

オリヴァー・サイクスはこの日、2時間におよぶブリング・ミー・ザ・ホライズンのセットを「タンポンを出す時間だ」という呼びかけからスタートさせている。ブリング・ミー・ザ・ホライズンはこの日のステージで“MANTRA”や“Happy Song”などを披露しているほか、数人のゲストを招いてのパフォーマンスも行っている。

1人目のゲストとなったのはクレイドル・オブ・フィルスのダニ・フィルスで、彼はブリング・ミー・ザ・ホライズンと共に“Wonderful Life”をパフォーマンスしている。オリヴァー・サイクスはその後、アーキテクツのサム・カーターをステージに招いて2016年以来となる“The Sadness Will Never End”の演奏を披露している。

オリヴァー・サイクスはこの日、ロータス・イースターのフロントマンであるジェイミー・マクリーズと共に“Antivist”のデュエットも披露しており、オリヴァー・サイクスはロータス・イースターについて「然るべき形でヘヴィな音楽を演奏している」として彼らを称賛している。

観客が撮影したパフォーマンスの映像と、バンドのキーボーディストであるジョーダン・フィッシュが投稿したオーディエンスの映像はこちらから。

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and then we did that @allpointseastuk

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Well to that, I say you’re a cunt #bringmethehorizon#antivist

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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのこの日のセットリストは以下の通り。

‘MANTRA’
‘Avalanche’
‘The House of Wolves’
‘Medicine’
‘Wonderful Life’ (with Dani Filth)
‘Intermission’
‘Diamonds Aren’t Forever’
‘Sugar Honey Ice & Tea’
‘Happy Song’
‘The Sadness Will Never End’ (with Sam Carter) (First time live since 2016)
‘Sleepwalking’ (Acoustic version)
‘Pray for Plagues’
‘Can You Feel My Heart’
‘Intermission’
‘Shadow Moses’
‘Nihilist Blues’
‘It Never Ends’
‘Mother Tongue’
‘Activist’ (with Lotus Eater)
‘Follow You’

Encore:
‘Throne’
‘Drown’

一方、ブリング・ミー・ザ・ホライズンは先日、最新作『アモ』をリリースしてからわずか4ヶ月ほどしか経過していないにも関わらず既に次回作について話し合っていることが明らかになっている。

オリヴァー・サイクスはバンドが既に将来のことを話し合っていることを明かしており、次なる新作が予想よりも早くリリースされる可能性が示唆されている。

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