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ザ・キュアーは5月30日に『ディスインテグレーション』の30周年記念のライヴ・ストリーミング映像が公開されている。

グラストンベリー・フェスティバルでのヘッドライナーを含む大規模なツアーの一環として、ザ・キュアーはシドニー・オペラハウスで行われるオーストラリのフェスティバル「ヴィヴィッド・ライヴ」の一連の公演では『ディスインテグレーション』の完全再現ライヴを披露している。同公演の撮影はイギリス出身の映画監督でバンドのコラボレーターでもあるニック・ウィックハンが監督を務めている。

ザ・キュアーは5月24日の公演で『ディスインテグレーション』から全曲披露したのち、アンコールで“Fear of Ghosts”、”Babble’ and ‘Out of Mind”、”No Heart”、”Esten”、”Delirious Night”といったBサイドの曲を含む1989年当時のレア曲を初披露している。

5月30日のライヴの模様はこちらから。

セットリストは以下の通り。

1. ‘Delirious Night’
2. ‘Fear of Ghosts’
3. ‘No Heart’
4. ‘Esten’
5. ‘2 Late’
6. ‘Out of Mind’
7. ‘Babble’

8. ‘Plainsong’
9. ‘Pictures of You’
10. ‘Closedown’
11. ‘Lovesong’
12. ‘Last Dance’
13. ‘Lullaby’
14. ‘Fascination Street’
15. ‘Prayers for Rain’
16. ‘The Same Deep Water As You’
17. ‘Disintegration’
18. ‘Homesick’
19. ‘Untitled’

20. ‘Burn’
21. ‘Three Imaginary Boys’
22. ‘Pirate Ships’

「この特別なアルバムのアニヴァーサリーを君たち全員とお祝いできるのを楽しみに待っていたんだ」とフロントマンのロバート・スミスはステージの上で語っている。「そして思い出して欲しい。このアルバムはラウドに演奏されるようにミックスされていたということを……さあ上げていこう!」

『ディスインテグレーション』には”Lovesong”、”Pictures Of You”、”Lullaby”といったバンドの代表曲がいくつか収録されている。同アルバムは30年前のまさに5月30日にリリースされている。

ザ・キュアーは先日新曲に取り組んでいることを明らかにしており、先月ロバート・スミスはバンドの次回作は「すごくダーク」で「ものすごく激しい」サウンドになっていると語っている。

「実は、(クイーンが)“Bohemian Rhapsody”をレコーディングしたスタジオで取り組んだんだ」と彼は説明している。「人里離れた場所にある、素晴らしいスタジオでね。そこで3週間だけ音楽に取り組んだんだ。素晴らしかったよ。みんなもそう言ってくれると思うんだけど、本当にすごく素晴らしかったんだ」

新作についてフェスティバル向きではないとした上で、ロバート・スミスは3枚組になる可能性も示唆している。

「すごくダークなんだ。そして、ものすごく激しいんだ」と彼は語っている。「10分や12分の曲もあってね。19曲をレコーディングしたんだ。だから、今はどうすればいいのか分からないんだ。他の人々は『3枚組だ!』なんて言ってるけど、僕はそれはやめとこうと言っているんだ。僕としては6曲ないしは8曲を選んで、1枚のアルバムにするつもりだよ。でも、僕らのハードコアなファンは喜んでくれると思う。それと、おそらく本当に激怒している人々もね。この歳になっても、いまだに僕は絶望しているんだ」

ザ・キュアーの新作は10月にリリースされるのではないかと考えられている。

一方、ザ・キュアーはデビュー40周年を記念した映像作品『アニヴァーサリー 1978-2018:ライヴ・イン・ハイド・パーク』の詳細も発表されている。

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