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トロント・ラプターズはコートでのドレイクの試合中の振る舞いが問題視されてNBAから注意を受けたことが報じられている。

トロント出身のドレイクはトロント・ラプターズの熱狂的なファンであることで知られ、球団のグローバル・アンバサダーも務めている。今回問題視されたのは、ミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンスのファイナルでの試合中のドレイクの観戦態度で、彼は試合中に野次を飛ばしたり、ヘッドコーチのニック・ナースを自身の椅子に座らせて肩をマッサージしたりするなどしていた。

ミルウォーキー・バックスに勝利してゴールデンステート・ウォリアーズとのNBAファイナルに駒を進めたトロント・ラプターズだが、NBAのスポークスマンが『ESPN』に明かしたところによれば、トロント・ラプターズはドレイクの観戦態度についてリーグ側から注意を受けたという。一方、NBAファイナルは日本時間の本日に第1戦が行われており、118対109でトロント・ラプターズが勝利を収めている。

ドレイクが試合中の観戦態度をめぐって注意を受けるのは今回が初めてではなく、昨年もクリーブランド・キャバリアーズでセンターを務めるケンドリック・パーキンスとコートで口論になり、その言葉遣いで注意を受けている。

対戦相手であるゴールデンステート・ウォリアーズのポイントガードのステフィン・カリーは第1戦を前に行われた記者会見でドレイクについて言及して、自身は問題だとは思わないと語っている。

「楽しいものだったけどね」とステフィン・カリーは語っている。「彼がコートにいることが特異な状況だっていうことは理解しているけど、結局のところ、彼は楽しんでくれているわけだからね。楽しんでいる人のことを憎むことなんてできないよ。とはいえ、今の世の中じゃみんな、楽しんでいる人のことを嫌うみたいだけどさ。そう考えると、今回の一件は普通のことなんだろうね」

トロント・ラプターズのウィングを務めるノーマン・パウエルも試合中にドレイクがコートにいることには好意的であるようで、試合中の彼の存在について次のように語っている。「彼は素晴らしいサポーターで、彼のチームへの情熱が実際に相手チームに影響を与えているんだからね、面白いよ。相手のコーチ陣が出てくる事態になるんだからさ。彼が相手を苛立たせているのが分かってもらえると思う」

また、ゴールデンステート・ウォリアーズのクレイ・トンプソンはトロント・ラプターズのファンとしてのドレイクは好きではないとした上で、ミュージシャンのドレイクは好きだと語っている。「彼はとても才能のある人だ」とクレイ・トンプソンは語っている。「ただ、好きではない曲が流れてきたらスキップするよ。ソフトなR&Bの曲ならスキップする。(NBAファイナルで)4試合に勝利するために、今は戦闘態勢にあるからね」

一方、ミルウォーキーのラジオ局「103.7 KISS-FM」はミルウォーキー・バックスがトロント・ラプターズとイースタン・カンファレンスのファイナルを戦っていた期間中、ドレイクの音楽を放送しないことを発表していた。「シリーズが終わるまでドレイクの音楽は流さない」と司会者の一人は発表して、番組用のプレイリストからドレイクの音楽を削除している模様を収めた映像が公開されていた。

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