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アダム・ランバートはクイーンの現メンバーと共に新曲をレコーディングすることに慎重な理由を語っている。

2009年に「アメリカン・アイドル」に出演したことがきっかけでキャリアをスタートさせたアダム・ランバートは、2014年から2018年にかけてリード・シンガーとしてクイーンのワールド・ツアーに参加している。アダム・ランバートはギタリストのブライアン・メイやドラマーのロジャー・テイラーと共にクイーンの楽曲をライヴで披露しているものの、彼らとの新曲はこれまでにレコーディングしていない。

アダム・ランバートは『ハンガー』誌のインタヴューに応じて、クイーンと共に新曲をレコーディングする可能性に言及している。「一緒にレコーディングをしないのかということをいつも訊かれるんだけどね。それが自分にとってうなずけるものになるのか、僕には分からないんだ。厳密には、クイーンにはならないわけでね。僕にとってのクイーンはフレディ(・マーキュリー)なんだ。僕が好きなのは、コラボレーションだったり、コンサートを一緒にやって、ステージを共に作っていくことだよ。2人の紳士に自分のアイディアを提案できるのは、とてもやり甲斐があるものだし、ワクワクするものなんだ。とりわけ、2人がそれを気に入ってくれた時なんてさ」

アダム・ランバートは続けて、クイーンとのツアーを経てミュージシャンとしてどのような変化があったかという質問に次のように答えている。「彼らの楽曲の強みは、時の流れを超えていくところにあると思うんだ。いかなるトレンドも追っていないんだよ。彼らは様々なサウンドや音楽的なスタイルで実験してきたわけでね。恐れ知らずなんだ」

「僕はずっと、物事のそういう側面に喜びを見出してきたんだよ。彼らはそれが機能することを証明しているんだ。世界中にいる大勢のオーディエンスの前でパフォーマンスをしながら、彼らがシンガロングをしているのを見ると、音楽の持つ力を実感するよ。人を変える力を持っているんだ。団結させるんだよ。みんながシンガロングしてくれるんだ。アリーナ中が1つになるわけでね。現代における純粋な魔法だよ」

ブライアン・メイは以前、アダム・ランバートについてバンドにとってフレディ・マーキュリーの代役を務められる唯一の存在だとして次のように彼を称賛している。「アダムは僕たちがこれまでに出会ってきた中で、クイーンのカタログを遜色なくパフォーマンスをすることができる初めての人物だったんだ。アダムは神から授かった才能の持ち主なんだよ」一方で、ロジャー・テイラーは次のように続けている。「(アダムは)とてつもない音楽の才能の持ち主で、彼の言うことは注意して聞くようにしているんだ」

アダム・ランバートは以前、フレディ・マーキュリーと比較されることについて次のように語っている。「もう1人の彼になるつもりはないよ。僕は彼の代わりになるわけじゃないからね」

「僕の役割はそういうことじゃない。彼の真似をするのではなく、思い出を生き長らえさせて、彼の素晴らしさを人々に思い出してもらいたいんだ。彼がいかに僕のインスピレーションになったのかを人々と共有したいんだ」

アダム・ランバートは先日、「アメリカン・アイドル」のシーズン最終回でクイーンの“Bohemian Rhapsody”のパフォーマンスを披露している。

これはディミトリアス・グラハムとのコラボレーションによって披露されたもので、アダム・ランバートのニュー・シングル“New Eyes”も披露している。

それぞれのパフォーマンス映像はこちらから。

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