ホイットニー・ヒューストンの遺産管理団体はホログラムでのツアーや未公開楽曲を収録したアルバムの制作を進めていることが明らかになっている。
ホイットニー・ヒューストンの唯一の遺産管理人であるパット・ヒューストンはまた、ミュージカルや「ラスベガス・スタイルのスペクタクル」の計画があることも明かしている。
「これまでの7年間はとてもエモーショナルな時期でした」とパット・ヒューストンは『ニューヨーク・タイムズ』紙に語り、ホイットニー・ヒューストンが亡くなってからの間に彼女の遺産を利用した試みを行ってこなかったことについて言及している。「しかしながら、今こそ戦略的になるべき時なのです」とホイットニー・ヒューストンの義理の妹で、元マネージャーのパット・ヒューストンは述べている。
パット・ヒューストンはホログラムでのツアーを初めとした一連のプロジェクトについて、ホイットニー・ヒューストンが残した遺産に再び焦点を当てることが目的だと説明している。「ホイットニーが亡くなる前、彼女の名前には様々な悪評が取り巻いていました。音楽についてではなくなっていたのです。人々は彼女の人生についてのパーソナルな物事に支配され、初めて彼女に恋をした時のことを忘れてしまったのです」
ホイットニー・ヒューストンの異母兄であるゲイリー・ガーランドの妻のパット・ヒューストンはまた、様々なタブロイド紙で報じられていた、ホイットニー・ヒューストンが生前に財政的な問題を抱えていたとする報道を否定している。
「彼女は亡くなった時もお金を持っていました。多くの人々が推測していたような数百万という単位ではありませんが、彼女は破産していませんでした」
『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、ホイットニー・ヒューストンの遺産管理団体は、同団体が保有している彼女の資産の50%を引き渡すことで音楽出版社のプライマリー・ウェーヴと契約を締結したのだという。プライマリー・ウェーヴはスモーキー・ロビンソンやボブ・マーリー、デフ・レパード、ケニー・ロギンスらの楽曲の権利を保有していることで知られている。
一方、ホイットニー・ヒューストンと近しい間柄にあったロビン・クロフォードは彼女との関係性について綴った回想録を今年刊行することが発表されている。
11月5日に刊行される『ア・ソング・フォー・ユー:マイ・ライフ・ウィズ・ホイットニー・ヒューストン(原題)』と題された書籍の中で、ロビン・クロフォードは「たびたび複雑になる自身の人生やホイットニーとの関係性についての感動的な物語」を初めて公にするという。
プレスリリースの中で、ロビン・クロフォードは2012年2月に48歳で亡くなったホイットニー・ヒューストンから「信頼されていた忠実な友人」として紹介されている。ホイットニー・ヒューストンとロビン・クロフォードとの関係性については何年にもわたって様々な憶測が囁かれており、ロビン・クロフォード自身は出演していないものの、2018年のドキュメンタリー『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』でホイットニー・ヒューストンのセクシャリティに焦点が当てられている場面で彼女は言及されていた。
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