サヴェージズのフロントマンであるジェニー・ベスは、フランスのロマンティック・コメディの名作『アメリ』のファンではないことを明かしている。
2001年に公開された、オドレイ・トトゥ主演の一風変わったコメディである『アメリ』は、恥ずかしがり屋のカフェのウェイトレスである主人公が、彼女の周りの人々の人生を好転させていくことで、愛を見つける物語となっている。映画は全世界のボックス・オフィスで驚くべきヒットとなり、翌年のアカデミー賞では脚色賞、外国語映画賞を含む5部門にノミネートされている。同作はオドレイ・トトゥのキャリアを前進させることにもなり、後に『ダ・ヴィンチ・コード』にも出演することになり、国際的スターの地位を確立させることとなった。
これまでで最も嫌いな映画について訊かれ、ジェニー・ベスは『ガーディアン』紙に語っている。「『アメリ』ね。最初から最後まで嘘っぱちよ。完璧な愛を待っていて、ナイーヴで、極めて残念な子供という、この主人公の若い女性の描写が嫌いなの。そして、この映画を大好きな人も嫌いだわ」
『アメリ』は全般的に高い評価となっていて、「ロッテン・トマト」では89%の評価を獲得している。映画をベースにしたミュージカルも先月カリフォルニアのバークリィ・レパートリー・シアターで初公開されており、ただし、監督のジャン=ピエール・ジュネはミュージカル化には距離をとっており、フランスの子供へのチャリティに寄付するために権利を打っただけだと語っている。
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