ジャスティン・ビーバーはアイスランドの峡谷が閉鎖に追い込まれた一因を担っていると報じられている。
アイスランドにあるフャズラオルグリューブル峡谷はかつて、美しい湖や壮大な岩盤に囲まれたあまり知られていない静かな観光地として、地元住民や限られた数の観光客が訪れる場所だったという。しかしながら、ジャスティン・ビーバーが2015年に“I’ll Show You”のミュージック・ビデオのロケ地として使用したことをきっかけに、観光客の数が急増することとなっている。
「あれ以来、多くの観光客が訪れることとなり、歩行者の急増によってその脆弱な自然に損害がもたらされることとなりました」と「ロンリー・プラネット」のサシャ・ブレディは述べている。
2017年から2018年にかけて観光客の数がおよそ倍増したことで、峡谷の自然環境や観光客用の通路が傷つくこととなり、天候の変化によってそれが悪化してしまったとして、アイスランドの観光当局は今年3月に修繕のために2週間の閉鎖を発表している。その後、閉鎖の期間は今年の6月1日まで延長されている。
環境大臣のグズムンドゥル・イング・ガドブランソンはアソシエイテッド・プレスに対して「すべての問題をジャスティン・ビーバーの責任にするのは少し短絡的すぎると思います」としながらも、著名人は自らの行動がもたらす結果をより慎重に考えるべきだと述べている。「1人の著名人が早まった行動を起こせば、多くの人々がそれに続くことになり、その土地に劇的な損害をもたらすことになりかねないのです」と彼は説明している。
ジャスティン・ビーバーの“I’ll Show You”のミュージック・ビデオは記事執筆時点で4億4000万回再生されている。
ジャスティン・ビーバーは先週、エド・シーランとのコラボレーションによるシングル“I Don’t Care”のミュージック・ビデオが公開されている。
5月10日にリリースされたこのシングルは両者にとって3度目のコラボレーションとなっており、エド・シーランはこれまでにジャスティン・ビーバーの“Love Yourself”や、ジャスティン・ビーバーが参加したメジャー・レイザーの“Cold Water”のソングライティングを手がけている。
一方、ジャスティン・ビーバーは今年3月に「自分の奥深くに根付いている問題の治療」に専念するために音楽活動を一時的に休止することを発表している。
「アルバムが聴きたいっていうみんなからのメッセージをたくさん読んだよ」とジャスティン・ビーバーはインスタグラムで綴っている。「僕は10代の頃から20代の前半まで、ツアーばかりの人生を過ごしてきた。みんなも気がついたかもしれないけど、最後のツアーでは自分が幸せな気持ちを感じていないことに気がついたんだ。こんなの僕らしくないし、みんなにもふさわしくないよね。みんながお金を払っているのは、生き生きとした、エネルギッシュで楽しい、明るいコンサートなんだからね。精神的に、ツアーが終わりを迎える頃にはそれを提供することができなくなってしまったんだ」
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